阪神・佐藤輝 18、19日の2軍戦で「自分の持ち味」本塁打放って 最短20日1軍昇格目指す

[ 2021年9月18日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神ー中日(雨天中止) ( 2021年9月17日    ナゴヤ )

<ウエスタン 中・神>ナゴヤ球場の室内練習場で打撃練習する佐藤輝(撮影・椎名 航)
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 最短復帰へ“一発”回答や!ウエスタン・リーグの中日戦は17日、降雨のため中止となった。2軍調整中の佐藤輝明内野手(22)はナゴヤ球場室内での打撃練習などで調整。持ち前の長打力でのアピールを誓った。井上一樹ヘッドコーチ(50)は昇格に慎重な姿勢を示しているだけに、誰もが納得する結果を残すのみだ。

 貴重な実戦機会こそ雨で流れたが、大器は少しずつ復調への階段を上り始めている。屋外でのノックや室内打撃で汗を流した佐藤輝は、現状の打撃感覚について口にした。

 「ヒットも出ましたし、良くはなってきていると思うので。後はしっかり長打を打てるようにもうちょっと調整しながらです」

 16日のソフトバンク戦で降格後初の複数安打を記録。2安打はしっかり振り抜きながらも、右翼方向へのゴロとラインドライブ性の打球だった。後は持ち味の角度が付いた打球が出れば――。再浮上へ、微調整の必要性は本人も自覚している。

 最良の打撃を追い求めるべく、試行錯誤が続く。この日のティー打撃では「一つの遊びです」と、スイングとほぼ同時に軸足となる左足を蹴り上げる動作。降格後にあごの高さまで下げていたグリップの位置は、「いろいろ試しながら、今の状態に合っているものを探しています」と、耳付近の高さまで戻した。

 目指すべきは復調だけではなく、さらなる進化だ。「いろいろ映像を見ながら、ここは変わっているなとか。調子いいときだったり、今の映像と比べたりとか、いろいろやっています」。右肩上がりの成長曲線を描くべく、理想の追求に余念はない。

 最短昇格は巨人戦の予備日となっている20日で、21日からは今2軍戦の舞台となっている名古屋での中日戦が控える。16日の試合前練習で直接指導した井上ヘッドコーチは「そんな簡単にいかない」と前置きした上で、「きっちりいいものを見せてくれて、2軍の監督の推薦があってから考える」と完全否定はしなかった。

 つまり、昇格を可能にする物差しは、誰もが納得する結果を出すしかない。復帰を心待ちにする虎党の期待に応えるべく、怪物ルーキーは意欲的な言葉を残した。

 「明日(18日)、明後日とりあえずしっかり打って。上(1軍)に行けるためにしっかりやっていきたいと思います。(本塁打は)自分の持ち味なんで。そこを出していければ上に上がれるんじゃないかなと思います」

 1年目から数々の伝説を残してきた背番号8。熱く、激しい優勝戦線での再爆発に向けて、静かに牙を研ぐ。(阪井 日向)

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