続投要請受けた阪神・矢野監督「この時期にそう言っていただけるのはありがたい」 まずは残り30戦全力で

[ 2021年9月18日 17:27 ]

セ・リーグ   阪神1-0中日 ( 2021年9月18日    甲子園 )

<神・中(17)>勝利を収めてスタンドのファンに手を振る矢野監督(撮影・北條 貴史)
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 来季も指揮を執ることが決定的になった阪神・矢野燿大監督(52)は18日、中日戦の試合後に「返事はシーズンが終わってからのことだけど、この時期にそう言っていただいたのは3年間やってきて、コーチの手助けがあり、選手がついてきてくれた中で、評価をしてもらえたのはありがたいことです。あとは1試合1試合大事なんで、ファンに喜んでもらえる仕事をすることを全うしたい」と残り30試合に全力で臨む考えを強調した。藤原崇起オーナー兼球団社長(69)が試合前に、「一昨日、球団の事務所で来季について、来季もお願いしたいというような話をさせていただきました」と語り、16日に球団事務所で来季続投を正式要請したことを明言していた。

 矢野監督は18年オフに金本前監督の辞任を受け、2軍監督から昇格する形で就任。選手の積極性、自主性を重視し、喜怒哀楽を前面に出すスタイルを打ち出し、1年目の19年は3位、昨年は2位と着々とチームの地力をアップさせてきた。3年契約最終年となった今季は、開幕からの20試合を16勝4敗というスタートダッシュに成功し、首位を快走。05年以来16年ぶりとなる悲願のリーグ優勝に導こうとしている手腕を、藤原オーナーをはじめとした球団フロント陣も高く評価した。

 契約年数や詳細について藤原オーナーは「皆さんもご承知のように、こういう佳境に入っていますんで。私がこういう話をして、その後のお話はシーズン終わってゆっくりやりましょうと」と、シーズン終了後に詰めていく方針を示した。

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2021年9月18日のニュース