エンゼルス・大谷 タイム誌「世界で最も影響力ある100人」に「アイコン」部門で選出

[ 2021年9月17日 02:30 ]

<ホワイトソックス・エンゼルス>勝利しハイタッチする大谷らエンゼルスナイン(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が15日(日本時間16日)、米誌「タイム」の毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」に初選出された。球団広報によれば、野球選手としては07年ヤンキースの台湾出身右腕・王建民(ワン・チェンミン)以来、2人目の快挙。人種の壁を越え、投打二刀流で活躍する「現代のベーブ・ルース」の存在の大きさが改めて認められた形だ。

 タイム誌で04年から毎年恒例となった企画「TIME 100」。「アイコン(象徴、憧れの対象)「リーダー(指導者)」「イノベーター(革新者)」など6部門から計100人が選ばれ、大谷は「アイコン」部門に名を連ねた。

 エンゼルスのマット・バーチ広報のツイッターによると、野球選手では06年に大リーグでアジア系選手初の最多勝を獲得した王建民が翌07年に選ばれて以来2人目。08年にイチロー(当時マリナーズ)が最終選考まで残った末に外れており、日本選手では初の快挙となった。日本人では他に女子テニスの大坂なおみが3年連続で、国立競技場を設計した建築家の隈研吾氏は初めて選出された。

 各選出者に推薦文が添えられ、大谷についてはヤンキースなどで通算696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲス氏が担った。「現代のバンビーノ(ベーブ・ルースの愛称)」と称した上で「ルースでさえ同一年に20盗塁以上、40本塁打以上を記録して、100マイル(約161キロ)を投げることはできなかった」と絶賛。「フランケンシュタインのようにあらゆるユニークな才能をまとめて選手をつくるなら、それが大谷だ」と訴えた。

 ジョー・マドン監督は選出を受け、今年の活躍ぶりを「翔平が成し遂げたことよりも面白いことは、我々のスポーツの中でほとんどない」と改めて評価。現在の存在感や、注目度には「世界的にファンを増やし、野球に引き付けた。彼が東京で歩いている姿を想像してみてほしい。ビートルズの4人が1人になって歩いているようなもの」と表現した。

 ルースが記録した1918年以来、103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」や、日本選手初の本塁打王を狙う大谷。その道のりで既に、一つのスポーツの枠を超えたインパクトを残している。(柳原 直之)

 ≪大坂なおみ 日本人最多3度≫タイム誌の「世界で最も影響力のある100人(タイム100)」は1999年に「今世紀最も重要な100人」として第1回が行われ、04年からその年の100人を選ぶ企画となった。最多選出は中国の習近平国家主席の12回で、バラク・オバマ元米大統領がこれに次ぐ11回。日本人では安倍晋三前首相、渡辺捷昭元トヨタ自動車社長らが過去に2回選ばれているが、大坂なおみの3回は最多となった。スポーツ選手ではNBAレーカーズのレブロン・ジェームズが最多の4回選出されている。

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