日本ハム・上沢 “攻めた”「ベース板の上で勝負」で1失点9勝

[ 2021年9月17日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム3―1西武 ( 2021年9月16日    メットライフD )

<西・日>8回、源田を三振に抑えほえる上沢(撮影・西海健太郎)
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 これが真のエースの姿だ。大胆に、少しも恐れず、強いボールで攻めていく。初秋の夜風を受けながら、日本ハム・上沢は爽やかな笑顔で振り返った。

 「打たれるのを怖がらず、ベース板の上で勝負するという意識付けで投げられたのがよかった」。力のある高めでファウルさせ、空振りも取る。初回、先頭の金子に10球粘られながら9球直球で押しまくり、最後は空振り三振。2回1死から5者連続三振を奪い、3―1の8回2死一、二塁のピンチでは前の打席で適時打された源田を147キロ直球で空振り三振に仕留めた。

 この日のテーマに掲げた「ベース板の上で勝負」。結果を欲しがると、どうしてもコースをきっちり突く傾向に陥る。そこで大胆に強いボールでストライク勝負に出た。きっかけは、12日のソフトバンク戦でプロ2勝目を挙げた立野ら若手投手の姿。「立野とか若い投手がどんどんストライク先行で勝負してるのを見て、怖がらずに思い切って勝負しなきゃいけないと気付かされた」。プロ10年目の27歳にとって、恐れを知らない若手の投球は新鮮で、これ以上ない刺激となったのだ。

 「怖がらずにベース板の上に投げて、結果は“知らん”と」。その意識が高めで勝負する上沢本来の持ち味を引き出し、8回131球で5安打8奪三振の1失点。自身3年ぶりの2桁勝利に王手をかける9勝目に、上沢は力強くこう言った。

 「1年間投げさせてもらって、そこ(2桁勝利)はマスト」。その言葉には、エースの風格があふれていた。(秋村 誠人)

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