【ダルビッシュと一問一答】ここ数試合右打者に打たれることが多いのは「僕の感覚の問題」

[ 2021年8月1日 14:48 ]

ロッキーズ戦に登板したダルビッシュ有(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は7月31日(日本時間8月1日)、サンディエゴでのロッキーズ戦で今季21度目の先発登板。6回を投げ、3本塁打を含む5安打、2四球8奪三振、5失点で、今季6敗目を喫した。ダルビッシュは6月21日を最後に勝ち星から遠ざかっている。

 珍現象だ。右投手のダルビッシュは通常野球ではよくあるように、右打者を圧倒し、左打者にてこずる傾向があった。それは打率、出塁率、長打率といったデータに現れている。ところが前のマーリンズ戦で右打者に2本塁打を喫して敗れたように、この日も右打者の3本塁打でやられた。3回は2番ロジャーズに2―1から76・6マイル(約123・2キロ)の真ん中スライダーを中越えソロ本塁打。5回は先頭7番ディアスに1―0から84・8マイル(136・4キロ)のカッターを左越えソロ本塁打、1死後9番投手のマルケスに2―1、80・7マイル(約129・8キロ)の外角高めスライダーを中越えソロ本塁打。6回で球数は102球に達し降板。試合はロッキーズが5対3で勝った。ダルビッシュは2試合で5被弾で、全て右打者のソロ本塁打だった。試合後の一問一答は以下の通り。

――ホームランを3本打たれた。
 「ここ数試合、右打者にスライダー系が、変化は良いんですけど、スポットをミスして、そこを確実にとらえられている」

――カット、スライダー、カーブが同じような変化に見えるが。 「それは絶対にないです。変化の仕方は見ている。それぞれ違うんですけど、単純にスポットをミスしているだけ」

――この1カ月苦しんでいる。
 「今日に関しては途中からはまっすぐも久しぶりに指にちゃんとかかっていた。なので2シームも動き出した。1試合1試合、特にこの3試合、できることが増えてきている。自分としては2019年の苦しんでいた時の感覚に似ていて、あの時もちょっとずつ良くなってきて急に良くなった。そういう感覚は持っています」

――ロッキーズとは今季4度目の対戦で5失点はワースト。
 「相手のアプローチは変わらない。左打者にはうまく投げられた。ただここ数試合右打者に打たれることが多い。むこうがどう研究したかではなく、僕の感覚の問題。僕の感覚が良ければ右打者でも圧倒する球を投げられる。その感覚が途中マクマーン選手を高めの4シームで三振に取った時に急に出てきた。そこから良い真っ直ぐが投げられた。あとちょっとだと思う」

――結果が出ない期間、選手としては気分が良いものではない。いかに気持ちをクリアにしているのか。
 「クリアにするのは難しい。ネガティブなこともたくさん出てきますから。それでも毎日ここに来ないといけないし、試合で投げないといけない。時間があまりない。その中で日々自分のできるベストを、球場で自分の練習をちゃんとするようにしています」

――そういう考え方は若い頃はできなかったのでは。
 「意外と自分は勝てないから練習もやらないとか、適当なタイプではない。逆にもっとやっちゃうタイプ。ギブアップする感じではない。ただ今はもっと大人にはなっているので、いろんな引き出しがあって、昔よりは精神的な安定を保つことができている感じがします」

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