黒木知宏氏 自身の失敗談踏まえ侍ジャパンにエール「出し切ったものが最後の試合のシーンで出る」

[ 2021年8月1日 16:44 ]

黒木知宏氏
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 元プロ野球ロッテ投手で、野球解説者の黒木知宏氏(47)が、1日放送のTBSラジオ「日本生命presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演し、自身が出場した00年シドニー五輪の日本代表チームでの裏話を披露した。

 同大会から日本代表はプロアマ混合チームで結成。当時「ミスターアマ野球」と呼ばれた杉浦正則投手を中心に、試合本番まで日数がない中、チーム一丸となろうと必死だったという。

 アマ経験もある黒木も、「当落選上のアマチュア選手は出られなくなるわけじゃないですか?その人たちの気持ちを僕はすごく分かるので、何とかこのチームが一つになるように、アマチュアとプロ選手の垣根を取り払おうということを一生懸命やった」と振り返った。

 その一環として、チームで共通のガッツポーズを考案したが、これが問題に。「2戦目のオランダだったんですけど、すごい侮辱行為だと。ファイティングポーズを取っているみたいな感じになったらしくて、相当苦情も来ました」。結局、このポーズはお蔵入りが決まったが、チーム内では犯人探しが行われたという。黒木は「勝手に僕が…って言います。僕がやったんです」と、自分が発案者だったことを告白した。

 不運なことに、翌日は黒木の登板日。「もう寝れなくて寝れなくて。野球で相手と戦うんじゃなくて、違うものと戦ってる」と苦い思い出を明かした。

 黒木は他にも、短期決戦でチームをまとめるための大変さを力説。同じように、短い準備期間ながら、今大会で1次リーグA組を1位通過した侍ジャパンに、「稲葉監督をはじめ、コーチや選手たちも、当然野球で一生懸命、自分たちの誇りを保ちながら相手チームを敬いながら、必死になって戦っていると思う」と敬意を表した。

 その上で、自身の失敗談を踏まえて「純粋にそこだけじゃない戦いも絶対にあるはず。それくらい大変です、オリンピックは」とコメント。「結果的には、オリンピックで金メダルを取ってくれればいいけど、そうでなくても、出し切ってくれればいい。出し切ったものが必ず最後の試合のシーンで出るので、それを見て我々がどう感動するかが一番大事なことだと思う」と、選手たちに悔いのない戦いを期待した。

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