熊本北 ノーシードから決めた7年ぶり4強 6回一挙10点「めったに出ない集中打」松尾監督も驚く猛攻

[ 2021年7月23日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権熊本大会準々決勝   熊本北11-1八代清流(6回コールド) ( 2021年7月22日    リブワーク藤崎台 )

<八代清流・熊本北>6回1死二塁、熊本北・浜田の適時打で生還した二走・林田はナインの出迎えに笑顔(撮影・岡田 丈靖)
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 8強にノーシードが5校入った波乱の熊本大会。その中でも台風の目は、熊本北だ。1点を追う6回に打者15人7安打5四死球で一挙10得点。「めったに出ない集中打が出ました」。松尾祐一監督も驚く猛攻で7年ぶりの4強入りをコールドで決めた。

 大会初スタメンマスクの林田紹吾(2年)がバットで猛アピールした。同点の6回1死二塁は中前に勝ち越し打。再び巡ってきたこの回2度目の2死満塁は中前2点打。「2本とも真っすぐ。上から叩いてセンター返しを心がけた」とコンパクト打法で1イニング2適時打の偉業だ。

 19日の3回戦で第1シードの東海大熊本星翔を3―1で下した。松尾監督は「優勝候補を破ったけれど、次も自分たちの野球をしっかり全うするだけ」とナインの気持ちを引き締め準々決勝に臨んだ。東海大星翔戦で審判に「2段モーション」を注意されたエース、浜田健生(3年)は「昨日の練習で腕と足を上げるタイミングを修正して中盤からはスムーズに投げられた」。直球とカットボール、ツーシームを駆使し2安打1失点に抑えた。

 83年の開校以来初の決勝進出、そして春夏通じて初の聖地も見えてきた。毎年、国公立大学に約100人が合格する県立の進学校。「今までは甲子園など考えられなかった。だがせっかくここまで来たからには、新しい歴史をつくりたい」と指揮官は意欲を込めた。14年の準決勝は文徳に2―3で惜敗したがこの夏、その壁を破るつもりだ。(中島 泉)

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