東北学院が初の甲子園切符 エース兼4番の伊東が決勝打&完投 

[ 2021年7月23日 16:03 ]

第103回全国高校野球選手権・宮城大会決勝   東北学院12―5仙台三 ( 2021年7月23日    石巻 )

宮城県大会決勝<仙台三・東北学院>最後まで投げ切った伊東を中心に歓喜の輪を作る東北学院ナイン(撮影・長久保 豊)
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 9回2死。最後の打者を二ゴロに打ち取ると、東北学院のエース兼4番・伊東大夢(ひろむ、3年)が1メートル87、88キロの巨体ごと加藤翔也捕手(3年)に抱きついた。創部49年目で初の甲子園。「加藤は重かったと思います」。背番号1がいたずらっぽく笑った。

 文字通り打って投げてチームを引っ張った。バットでは2点を追う5回に3安打と2四球などで同点とし、なお1死満塁から左越え2点二塁打。打者一巡の猛攻で一挙、8点を奪った。「チームの仲間が導いてくれたヒット。(外野の頭を)越えてくれと祈ったけど、歓声で分かった」。3回は味方の2失策から2点を先制されたが、5回は4番がしっかり結果を残した。投げても10安打を浴びながら5失点完投。準決・決勝の連続逆転勝ちは、エースが連続完投したからこそ、バックが奮起した。

 就任27年目の渡辺徹監督(51)も声を詰まらせた。18年のベスト8が最高戦績だったチームが一気に飛躍。「この年になって初めてうれし涙が出てきた。勇気を与えられるプレーをして欲しいと伝えたけど、よく頑張ってくれた」。インタビューを終えると、球場外には100人以上の教え子が待ち受け、恩師を祝福。再び大粒の涙がこみ上げてきた。

 創立135年の伝統校は来年4月から男女共学となる。「そういう意味では節目の年に勝てて、甲子園に行けるんですよね」。渡辺監督はあらためて偉業を成し遂げたナインを見渡した。

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