北摂つばさ・山内、甲子園の夢破れる 父・嘉弘さんは元オリックス投手

[ 2021年7月23日 18:37 ]

全国高校野球選手権大阪大会3回戦   大阪 10―7 北摂つばさ ( 2021年7月23日    シティ信金スタジアム )

<大阪大会 大阪・北摂つばさ> 北摂つばさの先発・山内は3回1/3を2失点の力投を見せる(撮影・後藤 大輝)
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 北摂つばさの先発・山内琉雅(りゅうが)投手は3回1/3を投げ3安打5四死球、2失点で降板。チームは4回途中から登板した大阪高の好投手・長友一夢を攻略できず、4回表終了時の6―0から逆転負けを喫した。

 「ピンチを残した場面で(2番手の)鴻上君にバトンを渡す形になったのが申し訳ない」

 親子2代で目指した甲子園出場の夢は遠かった。父の嘉弘さん(55)は茨木東で投手を務め、3年夏は1年生の桑田真澄と清原和博の“KKコンビ”を擁するPL学園に準決勝で敗れた。近大を経て87年ドラフト2位で阪急(現オリックス)入り。移籍したヤクルトと合わせ110試合で10勝5敗23セーブを記録した。現在はオリックス2軍用具担当を務めている。

 2007年に統合、開校した北摂つばさを選んだ理由は、父の母校・茨木東の流れをくむからだった。仕事の都合で観戦できない父からは「私立を相手に臆することなく投げてこい」と送り出された。8回で115球を投げた21日の2回戦から中1日で登板したこの日は77球で降板。「自分のスタミナが持たなかった」と肩を落とした。

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2021年7月23日のニュース