静岡商・高田 プロ11球団スカウト前に圧巻7回1安打7K零封!新球“スラッター”も威力

[ 2020年7月6日 05:30 ]

<静岡高・静岡商>7回1安打無失点と好投したプロ注目左腕の高田
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 静岡商のプロ注目MAX148キロ左腕・高田琢登(3年)が、プロ11球団のスカウトを前に力を見せつけた。5日、草薙球場で行った静岡高との練習試合に先発。この日の最速146キロの直球に、“スラッター”と呼ばれる新球などを効果的に使い1安打7三振無失点と好投した。降板直後に逆転されて6―7で敗れたが、11日から始まる代替大会「2020夏季静岡県高校野球大会」に向け自信と弾みを付けた。

 今できる最高のパフォーマンスは発揮できた。ネット裏にはオリックスを除く11球団17人のスカウトが集結。相手も代替大会優勝候補筆頭で、永遠のライバル静高だ。整った舞台にモチベーションは上がる。5回の3者連続三振斬りを含め7奪三振。被安打は4回2死から5番・池田惟音左翼手(2年)に喫した右前打だけで、マウンドにいた7回まで本塁を踏ませなかった。

 「先週の藤枝明誠に続いてしっかり抑え込んでいる。エースとして目標にしてきたピッチングができている」

 コロナ禍による自粛解禁後の3試合13イニングで被安打はわずか2。15三振を奪い、無失点も続行中だ。唯一のピンチとなった2四球による4回2死満塁には「言い訳になっちゃうんですが、二塁塁審から“ノーワインドアップとセットのグラブ位置を一緒にしろ”と言われ、“何でだろう”と考えている間に走者をためてしまいました」と苦笑。それでも後続を断ち、昨秋までの「得点すると失点する」という課題も見事クリアできている。

 プロのスピードガン表示146キロには「全然走っていない。まだまだ力不足」と自己採点は低いが、変化球の精度には納得した。しかも、“スラッター”と呼ぶ「スライダーとカットボールの間。浮き上がらずにストレートの軌道から斜めに曲がる」新球に抜群の手応えを得た。先月下旬に静岡蒲原リトルシニア時代の同僚で、早実(東京)の菊池笙太郎投手(3年)に教えを受け練習。要求した主将の對馬勇斗捕手(3年)も「あの球は当たらないしバットも出ちゃう」とニヤリした。

 ヤクルトの中西スカウトは「緩急を使えていて良かった。左の高校生はそんなにいないから貴重だし、順調に成長している」とうなずき、中日の米村アマスカウトチーフも「もう少しスピードが出てくるんじゃないか。無事に投げられていることじたいが評価」と表現した。2週間後の初陣(星陵―桐陽の勝者)が楽しみになった。
   (小澤 秀人)

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