広島・誠也 天敵2トップ攻略!大野雄に続き西勇からリーグ単独トップの6号

[ 2020年7月6日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―8阪神 ( 2020年7月5日    マツダ )

<広・神>4回無死、鈴木誠は左越えにソロ本塁打を放つ。投手西勇(撮影・北條 貴史)
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 広島・鈴木誠也外野手(25)が5日の阪神戦で難敵攻略に成功した。昨季は対戦打率・143だった西勇から、4回にリーグ単独トップの6号ソロを左越えに運ぶなど2安打。全力疾走でも魅せた。試合は先発・遠藤の5回8失点KOが響き、チームは4連敗。本拠地開催でもあり、きょう6日は意地でも負けられない。

 真ん中から内側に食い込む135キロのツーシーム。それを鈴木誠は完璧に捉え、投球コースに即応して珍しく左手1本でフィニッシュを取った。4点を追う4回の先頭打者。大飛球は左翼の3階コンコース奥に消えた。リーグ単独トップに立つ6号ソロだった。

 「西さんは去年そんなに打っていないし、つなぐ意識を持ちながら甘い球を積極的に…という気持ちでした。ひと振りで仕留めることができました」

 ごまかされない打ち方を極めようと、両手スイングにこだわりを持つスラッガー。昨季21打数3安打、打率・143と苦戦した右腕には一発を見舞っただけでなく、2回の先頭でも同じ球種を中堅右にはじき返し、好走塁で二塁打にしてみせた。

 振り返れば、6月26日の中日戦でも大野雄から2打席連続アーチを掛けたばかり。鈴木誠は「たまたまです」と苦笑するが、西勇と同様、左腕にも昨季は対戦打率・133に抑えられており、今季初対戦で左右の苦手を攻略したことになる。

 大量点を奪われる憂色濃い試合展開でも、主砲は最後まで主砲だった。6点劣勢の6回1死では、ボール球を冷静に見極めて四球を選び、松山の左翼線二塁打で一気に生還。後ろにつないで諦めずに全力疾走し、必死に粘る姿勢は特筆ものだ。

 「4番を任されている以上は、常に結果を出さないといけない。そう思っています」

 どこまでも献身的な4番打者。「チームに貢献できる数字」としてこだわりを持つ出塁率も、リーグトップのヤクルト・村上に肉薄する・474となり、最高出塁率のタイトルを獲得した昨季(・453)を上回る。

 「こういう試合は今後もあるし、投手も野手も、どんな展開でも粘り強くやらないといけないと思う。そうしないと優勝できない」

 本拠地で思わぬ苦戦を強いられ、チームは4連敗。鈴木誠は「まだ100試合以上残っている」と前置きして語調を強めた。巻き返しへ。先頭に立つ主砲が頼もしく映る。(江尾 卓也)
 

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