花巻東、戦後初岩手3連覇へ17得点コールド突破 3年生38人みんなの1勝

[ 2020年7月6日 05:30 ]

岩手・花巻地区代表決定戦   花巻東17―0遠野縁峰 ( 2020年7月5日    花巻 )

<花巻東・遠野緑峰>得点を重ね、喜ぶ花巻東ナイン(撮影・柳内遼平)
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 岩手県高野連が独自に開催する代替大会は5日、地区予選14試合が行われ、2年連続で夏の岩手大会を制している花巻東が14安打の猛攻で遠野縁峰に17―0で5回コールド勝ちし、花巻地区代表を勝ち取った。3年連続の夏の甲子園切符はコロナ禍によりかなわなかったが、オール3年生で岩手大会3連覇を目指す。

 大勝での初戦突破。「1番・二塁」として3打数無安打ながら2四死球で出塁して貢献した清川大雅主将(3年)は、晴れやかな笑顔で振り返った。

 「初戦はヤマ場だと思っていたので、勝ててうれしい。守りからリズムをつくる自分たちらしい野球で県優勝を目指したいです」

 自身は昨夏、甲子園で代走として出場。新チームは昨秋の東北大会2回戦で敗退。センバツ切符を手にできなかった。最後の夏はコロナ禍で大会が消滅。そこで、ナインは2つの新たな目標を立てた。戦後初となる夏の岩手大会3連覇と、3年生38人全員が打席に立つことだ。清川は「打線がつながれば、一人でも多く出場できる。全員が同じ方向を向けていると思います」と一体感に自信を持っている。

 夏の甲子園大会と代表校を決める地方大会の中止が決定した際、佐々木洋監督は最後の舞台に3年生だけで臨むことを決断。当初はモチベーションの維持に苦慮した。「最後の大会が“思い出づくり”という空気が出て…一時はチームが崩れかけたこともありました」。思い悩む3年生に指揮官が与えたのが、新たな2大目標だった。「今はレギュラーは控えのために、控えはレギュラーのためにという姿勢が試合に表れている」と、きっぱり話した。

 毎試合ベンチ入りメンバーを入れ替えることができるため、この日、プロ志望の最速145キロ右腕・松本遼大投手(3年)は勝利を信じ、スタンドで声援を送った。県大会は11日に開幕。同学年の仲間たちが一丸となり、自分たちのゴールに向けて完全燃焼する。(柳内 遼平)

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