広島・森下「終わり方は悪いんですが、勝ててホッとしてます」目前で完封逃すも「次はやりたい」

[ 2020年6月28日 17:40 ]

セ・リーグ   広島10―3中日 ( 2020年6月28日    ナゴヤD )

<中・広>プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に佐々岡監督(右)と笑顔で記念撮影に応じる森下(撮影・椎名 航)
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 広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(22=明大)が中日戦(ナゴヤD)で待望のプロ初勝利を挙げた。

 デビューから16イニング目となった9回に初失点から3点を失い、初完封に続いてあと1死まで迫っていた初完投も逃したが、9回途中まで136球の力投。8回までの5安打無失点が終わってみれば8回2/3で9安打3失点となったが、持ち前の速球は初回から9回まで毎回150キロを超え、最速は153キロという圧巻の内容だった。

 完投まであと1人と迫りながら降板となった森下は無念の苦笑いを浮かべてベンチに戻ったが、チームメートたちは満開の笑顔と拍手、エアタッチで盛大にお出迎え。2番手・フランスアが最後のアウトを三振で取ると、森下を含むベンチ中に最高の笑みが広がった。「終わり方は悪いんですが、勝ててホッとしてます」と第一声を発した森下。この喜びを誰に伝えたいか聞かれると「しっかりここまで野球ができたのは親のおかげだと思っているので親に伝えたいなっていうふうに思います」とはにかみ、手にしたウイニングボールは「自分で保管します」と再び控えめに笑った。

 「もう何が何でも勝ちたいという思いでマウンドに上がりました」。初回、先頭の大島を内角高めの150キロ速球で空振り三振に仕留めると、2回にも高橋をカットボールで空振り、続く阿部は外角低めギリギリに決まる直球で見逃しと2者連続三振。3回の1死満塁は大島、6回の1死一、二塁はアルモンテとピンチで主力を打席に迎えたが、ともに併殺打に仕留めるしたたかさも見せた。力投するルーキーに打線も2回に田中広、ピレラ、西川と3本の適時打で4点先取すると、4回にピレラの2号ソロ、5回に堂林の2号2ラン、7回に田中広の2号3ランと一発攻勢で着実に加点し、ともに今季最多の15安打10得点で援護。「先制してもらって自分のピッチングをしようと思い、自分のピッチングをしました」と強力援護に感謝した。

 森下はプロ初登板初先発となった21日のDeNA戦(横浜)で8三振を奪う7回4安打無失点の快投。勝利投手の権利を持って降板したが、9回に登板した新助っ人で新守護神のスコットが先頭から4連打されて1死も取れずにサヨナラ負けを喫し、12球団新人一番乗りとなる初勝利を逃している。「前回も勝ちたいと思って上がったんですけど、それよりもきょうは絶対勝つっていう気で上がったので真剣に腕を振りました」。

 プロ初勝利を初完封で飾る期待が高まった9回については「したいと思ったんですけど…はい」と一瞬しょんぼりしたが「このような結果です。次はやりたいと思います」と意気込んだ。

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