広島・森下やった!プロ初勝利 デビューから16イニング目初失点も打線が3発含む15安打10点援護

[ 2020年6月28日 17:04 ]

セ・リーグ   広島10―3中日 ( 2020年6月28日    ナゴヤD )

<中・広>力投する先発の森下(撮影・椎名 航)
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 広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(22=明大)が28日の中日戦(ナゴヤD)で2度目の先発登板。完封のかかった9回に3点を失い、完封も完投も逃したものの136球の力投で待望のプロ初勝利を挙げた。速球は9回まで毎回150キロを超え、最速は153キロだった。

 森下はプロ初登板初先発となった21日のDeNA戦(横浜)で8三振を奪う7回4安打無失点の快投。勝利投手の権利を持って降板したが、9回に登板した新助っ人で新守護神のスコットが先頭から4連打されて1死も取れずにサヨナラ負けを喫し、目前となっていた12球団新人一番乗りとなる勝利を逃していた。

 それから1週間。初回、先頭の大島を内角高めの150キロ速球で空振り三振に仕留めると、2回にも高橋をカットボールで空振り、続く阿部を外角低めギリギリに決まる直球で見逃しと2者連続三振と2イニング連続で3者凡退という最高のスタートを切った。

 3回には連打と四球で1死満塁のピンチを招いたが、大島を外角直球で遊ゴロ併殺打に斬って取り、失点を許さず。6回の1死一、二塁もアルモンテを二ゴロ併殺打に仕留めた。8回の2死一、三塁も無失点で抑えた森下は8回まで110球を投げていたものの、9回の打席にも入って続投。その裏、ビシエド、高橋に連続二塁打されて完封を逃すと、さらに連打で計3点を失い、完投まであと1死で降板となったが、9回途中まで136球、7奪三振の力投だった。

 森下初登板のDeNA戦では4回に会沢の遊ゴロの間に挙げた1点どまりだった打線もこの日は2回に田中広、ピレラ、西川と3本の適時打で4点を先取すると、4回にピレラの2号ソロ、5回に堂林の2号2ラン、7回に田中広の2号3ランと一発攻勢で着実に加点し、ともに今季最多の15安打10得点で援護。ピレラ、西川、堂林、田中広と猛打賞4人と爆発した。

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