阪神・サンズ 「ちょっと詰まって」も甲子園初アーチ チームは5試合連続9発の重量打線誕生の予感!

[ 2020年6月7日 05:30 ]

練習試合   阪神6-2ソフトバンク ( 2020年6月6日    甲子園 )

<練習試合 神・ソ>3回無死、サンズは中越えソロ本塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 阪神の新助っ人ジェリー・サンズ外野手(32)が6日のソフトバンクとの練習試合で、自身初となる甲子園での本塁打をバックスクリーンへ叩き込んだ。2日の練習試合再開後、チームは5試合連続で計9本目の一発。近年の猛虎のイメージを一新する重量打線が、6・19の開幕を前に火を吹きはじめた。

 かつてない重量打線の形成を予感させる一撃だった。「5番・左翼」で先発したサンズが1点リードの4回に高め147キロをバックスクリーンまで運ぶ怪力を披露。ソフトバンクの開幕投手を務める東浜からは2月29日のオープン戦でも2発を放っており、すっかりお得意様だ。

 「ホームランを打てる日を待っていました。最近の打席ではタイミングが遅れていたので、少し修正できたかなと思います」

 打球音には濁りが混ざっていた。「ちょっと詰まってた」と振り返ったように会心ではなくても甲子園のあそこまで運ぶのだから頼もしい。「球場自体は大きいけど、自分のスイングでいい打球を打てればホームランになる」と涼しい顔で言い切れるのは、昨年の韓国リーグで28本塁打113打点を記録した実績による自信があるからだ。オープン戦を含めた対外試合ですでに4発を記録。ボーアに負けない長距離砲ぶりを発揮している。

 チームは練習試合再開後5試合連続で9本のアーチを架けており、中日、ロッテ(10本)に次ぐ12球団3番目の多さ。ボーアが初戦から3戦連発の離れ業をやってのけ、糸井、福留らにも飛び出した。本塁打が出にくいとされる甲子園だから価値も高い。破壊力不足が顕著だった近年の打線のイメージとは、ここまで180度違う。

 昨季は143試合で12球団10位の94発にとどまった。本拠地・甲子園に限れば62試合で34発と「本塁打率」はさらに下がる。それでもAクラス入りを果たしたことを考えれば、優勝へのカギの1つが本塁打数であると言えるだろう。当然ながら、矢野監督の身にも染みている。

 「ホームランはやっぱりね。フミ(原口)のホームランで追い付いて…というように流れが大きく変わるので。そういうところではウチの改善したいポイントではあるので、良いのかな。ポンポン打ってくれたら」

 長打力を武器とする助っ人やベテラン以外にも、2番近本と正捕手の梅野はともに昨季9本塁打を放っており、どこから始まっても一発が期待できる打線に仕上がりつつある。虎党を興奮させる豪快な攻撃を、今年はたくさん、見せられるかもしれない。(巻木 周平)

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