西武“恐怖の8番”スパンジェンバーグ 3戦連発&2打席連発! 開幕スタメン当確

[ 2020年6月7日 05:30 ]

練習試合   西武5―7中日 ( 2020年6月6日    メットライフD )

<西・中>4回1死一、二塁、同点の左越え3ランを放つスパンジェンバーグ(撮影・尾崎 有希)
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 「フラフラ」っと左翼上空に上がった打球がそのままスタンドへ吸い込まれた。西武のスパンジェンバーグが4回1死一、二塁から逆方向に3戦連発の3ラン。山本の143キロ直球をはじき返し「しっかりと上から叩くことができた」と自賛した。6回1死では「自分のゾーンにボールがきた」と福が投じた内角高めの直球をバックスクリーンに「ガシン」。2打席連発の新助っ人をナインは目を丸くしながら「エアハイタッチ」で出迎えた。

 「フラフラ」から「ガシン」―。この日描いた2本の弾道のように打棒が一変した。オープン戦は打率・174と波に乗れず、約2カ月の自主練習期間中は、ひたすら打撃マシンと対峙(たいじ)。「自分のタイミングを取り戻すことを意識した」としっかり振り込むことで状態を上げた。4月12日には都内の病院で第1子となる長女のマディソンちゃんが誕生し、「今は彼女を中心に世界が回っているよ。たくさん彼女といれば調子が上がってくる」とニヤリ。愛する女神の力も借り、練習試合再開後は3戦4発6打点、打率・778の猛打で開幕スタメンに当確ランプをともした。

 開幕を約2週間後に控え、リードオフマン・秋山(現レッズ)の抜けた「新獅子おどし打線」の骨格が固まった。愛称「スパンジー」の左打者は、この日7番だったが、6月19日の日本ハムとの開幕戦は「8番・左翼」での先発が有力だ。「うちは(6番以下を)下位という表現はしない」と辻監督。森、山川、外崎と並ぶ主軸に続き、新助っ人は6~8番でチーム野手最年長コンビの中村、栗山と「第2のクリーンアップ」を形成する。

 2発4打点の活躍に「結果が出たことはうれしい。でもシーズンに取っておけたらなあ」と、はにかんだスパンジー。12球団随一の攻撃力を誇る打線の中で輝きを放つ。 (花里 雄太)

 【コーリー・スパンジェンバーグ】
 ☆生まれ&サイズ 1991年3月16日生まれ、米ペンシルベニア州クラークスサミット出身の29歳。1メートル83、89キロ。右投げ左打ち。

 ☆球歴 インディアンリバー大から11年ドラフト1巡目でパドレス入団。14年9月にメジャーデビューし、昨季はブルワーズでプレー。メジャー通算419試合、打率.256、29本塁打、119打点、34盗塁。

 ☆超ユーティリティー 昨季はマイナーでバッテリー以外の7ポジションを守り、28盗塁と快足も武器。パドレス時代の18年には投手で2試合に登板した。

 ☆登録名 登録名がプロ野球史上最も長いカタカナ表記で9文字。名前が長くて苦労したことは「書くときに時間がかかる。テストとか…」。

 ☆日本語 「最高、大丈夫、一番、おいしい、ありがとうございます、おはようございます」とスラスラ。文章は難しいので練習中。

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