広島・長野 移籍2年目の決意「ファンの皆さんに格好いい姿を見せられるように…」

[ 2020年2月18日 06:01 ]

<広島春季キャンプ>移籍2年目のシーズンへ思いを語る長野(撮影・北條 貴史)
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 【広島・長野 単独インタビュー(2)】広島・長野久義外野手(35)が春季キャンプ休日の17日、スポニチ本紙の単独インタビューに応じた。(構成・江尾 卓也)

 ――奄美大島で新春の自主トレ。
 「そうですね。内海(哲也=西武)さんと一緒に。内海さんの自主トレはめちゃくちゃ走るんです」

 ――期間はどれほど?
 「10日間ぐらいでしたけど、質でも量でも走りました。それに体幹。PNFという」

 ――内海投手との自主トレは過去にも?
 「いや、初めてなんです。(巨人時代に)グアムで(投手、野手別に)やったことはありますけど、内海さんと朝からご飯を食べ、一緒に練習したっていうのは初めてです」

 ――内海投手の自主トレは走り込むとか。
 「もう地獄の…というか、見ている方が怖くなるようなランニング量ですから。しかも当時はグアム。めちゃくちゃ暑い所で、あれだけの量を走っている姿を側で見ていたら、やっぱり引きますよ。いや本当に…」

 ――では、走り込むのが分かっていたから今回、自主トレを一緒にお願いした…と。
 「そうですね。もちろん、内海さんも昔ほどは走れないと思いますし、ボク自身もそうですけど、やっぱり内海さんがやっていたら(手を)抜けないじゃないですか」

 ――分かる。
 「それに(内海さんが)1人じゃ寂しいかな…と思って」(笑)

 ――走り込みは例年にないぐらいの量を?
 「走り込みはそうですね。去年の春と比べたら(仕上がりは)全然いいと思います」

 ――右肩の状態も比較的よさそう。
 「ま、肩はね、去年よりはいいですけど、まだまだやっていこうと思います」

 ――移籍1年目は改めてどんな1年だった?
 「とにかく不甲斐ないシーズンでした。チームが勝てなかったこともそうですし、個人的にもチームの力になれなかったですから。本当に悔しいです」

 ――自分を見つめ直すキッカケになった。
 「そうですね。(昨年末の契約更改時の)会見でも言いましたけど、カープファンの皆さんに格好いい姿を見せていないのでね。しっかりと魅せられるように…。そう思って練習をやっています」

 ――昨季開幕から試合に出続けていれば、また違う結果になった…と思う?
 「いやいや、周りにはそういう風に言ってくださる人たちもいますが、そんな風には全く思っていません。すべてボク自身の責任です。ボクがもっと(オープン戦から)結果を残していれば、首脳陣の方々も“長野でいこう”となったと思うので。実力不足だったと思います」

 ――なるほど。
 「“何で使わないんだよ”って思ったこともないし、“コイツが居なきゃダメだ”っていうぐらいの打撃ができなかったんでね。それはもう本当に自分の実力不足でした」

 ――スロースターターという評価への認識は?
 「スロースターターですか。どうなんですかね。ま、春先が悪いのは数字に出ていますし、夏場の方が圧倒的に数字がいいので、そういう風に見られても仕方がないですね」

 ――去年味わった悔しい思いを糧に、走り込みを増やして今季は開幕から…。巻き返しに期待したい。
 「頑張ります」

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