【新外国人チェック セ・リーグ】巨人・サンチェス 2度目の打撃投手で「精密さ」アピール

[ 2020年2月18日 07:00 ]

打撃投手で力投するサンチェス(撮影・森沢裕)
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 16日にオープン戦が開幕したプロ野球。スポニチのプロ野球取材班が、各球団の新助っ人の調整ぶり、チームへの溶け込みぶりなどをチェックした。

【巨人】
 きれいな回転で糸のように伸びる直球が、小林のミットに届く。カーブ、フォークにも切れがあった。巨人の新外国人・サンチェス(韓国・SK)が、今キャンプ2度目の打撃投手に登板。日本人投手のような精密さを随所に見せた。

 「感触は良かった。徐々にだが、全てがうまくいっている」
 パンチ力のある石川、二塁の定位置を狙う若林を相手に30球。安打性を2本(ボール10球)に抑えた。中前打2本を放ったが、事前に球種を告知されても空振り1つを喫した若林、ネット裏で視察した中日の井本直樹スコアラーが証言した。

 若林「真っすぐがきれい。汚い回転のボールではない。外国人の動かす球ではなく、切れのあるピッチャー」

 井本スコアラー「(外国人のように)力で来るわけではなく、日本人のよう。フォームがきれいで、制球力がある」

 ボールを動かし力で押すのではなく、丁寧な投球でコースに投げ分ける。日本人のような投球スタイルだ。キャラクターも重なる。陽気なイメージが強いドミニカ共和国出身にあって、同国の野球選手では珍しく大学に進学し、国立大で会計学を専攻。勤勉な性格で、現在も「情報を聞いている」と球団関係者から日本の野球について吸収を続けている。

 入団会見時に原監督から「韓国で食べる焼き肉より、日本で食べる焼き肉はもっとおいしいよ」と勧められ、キャンプ中に宮崎、沖縄でそれぞれ焼き肉店に出かけた。日本の文化や環境にも慣れる努力も重ね「問題ないです」と手応え。実戦デビューは24日の広島戦(那覇)を予定している。(川手 達矢)

 《「サメポーズ」で溶け込み》パーラは丸ら同僚とのロッカーでの写真を自身のインスタグラムにアップするなど溶け込んでいる。16日のDeNAとのオープン戦で左翼線二塁打。メジャー通算1312安打のノーステップ打法で来日初安打した。
 亀井に正しい両手の広げ方を教えるなど「サメポーズ」は浸透した。球団関係者に「午前4時から練習できないか」と頼むなど練習熱心。真面目な性格で、午前7時半出発で連日早出練習に励む。最速167キロのビエイラは、フリー打撃で制球に課題を残したが勝利の方程式入りへ期待は高い。18日に実戦デビューする。

【阪神】
 5人の新助っ人が加入した中で、メジャー通算92本塁打の内野手ボーアが存在感を示している。シート打撃では2本塁打を放っており、推定飛距離150メートル弾も飛び出した。ここまで実戦2試合で4打数無安打ながら「打席に立っている感じでは悪くはない」。
 他球団のスコアラーも「今のところ隙がない打撃をしている」と警戒する。投手ではエドワーズが高い評価を受けている。セットアッパーとして期待される右腕の特長は、鋭く落ちる「ジャイロスライダー」と150キロ前後の直球。ここまで2度の実戦形式の登板でも安打性ゼロに抑えた。

 《サンズ休日返上トレ》新外国人のサンズが休日を返上し、ウエートトレーニングなどで汗を流した。キャンプを訪れている駐米スカウトのアンディー・シーツ氏から経験談を聞いており「どういうふうに春を過ごせばいいか、アドバイスをもらった」と充実の様子で話した。

【広島】
 ピレラは16日の中日戦で左中間二塁打を放ち、対外試合初安打。6年ぶりの三塁守備に挑戦中だ。抑え候補のDJ・ジョンソン、スコットは19日の日本ハム戦で実戦初登板へ。

【ヤクルト】
 メジャー通算1367安打の遊撃手エスコバーは16日の日本ハムとの練習試合で実戦デビューする予定だったが、雨天中止に。クックは13日にシート打撃に登板するなど順調。

【中日】
 ゴンサレスは実戦初登板となった15日に1回を無失点。ロドリゲスに代わる勝利の方程式の一人として期待十分。育成のシエラは日本の投手への対応に日々、取り組んでいる。

【DeNA】
 オースティンがオープン戦開幕でいきなり2打席連発含む3安打と鮮烈デビューし「ポスト筒香」の期待。先発候補のピープルズは14日に初の打撃投手を務めて順調に調整中。

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