レイズ筒香 オーナーからサプライズ激励!活躍期待「もう一度WS進出と、日本での公式戦を」

[ 2020年2月18日 05:30 ]

キャッチボールする筒香(撮影・会津 智海)
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 レイズの筒香嘉智外野手(28)が16日(日本時間17日)、スチュワート・スターンバーグ・オーナー(61)からサプライズ激励を受けた。同オーナーは自主トレ中の筒香の元を予告なしで訪問し、初対面。筒香に08年以来12年ぶりのワールドシリーズ進出、そして04年以来となる日本での公式戦実現へ導く活躍を期待した。

 守備練習を終えた筒香に、日よけ帽子にサングラスをかけ、カジュアルな服装の男性が歩み寄った。「びっくりしました。初めてお会いしましたが、いい人そうだなと」と筒香。自ら「私がオーナーだ」と自己紹介してきたのはスターンバーグ・オーナーだった。

 「驚いたのは背中。米国人の中に入っても大きいね。厚みのある体だ」と同オーナーは初対面の感想を明かした。そして高い期待を口にした。「筒香はメジャーで活躍しなかったら、私は凄く驚くね。私自身もう一度ワールドシリーズに出たい。いつか、チームを連れてまた日本に行きたいんだ」。08年以来12年ぶりのワールドシリーズ進出。さらに04年以来となる日本での公式戦実現を望んだ。

 ウォール街の元投資銀行家は「日本食が世界一」と言う親日家。このオフは筒香に加え、秋山のダブル獲りに本気で動いていたと明かした。過去に森慎二、岩村明憲の2人を獲得したが、以降は外国人の獲得には及び腰だった。十分な情報を得にくいためだ。「だが、この数年で状況は一変した。今は膨大なデータがあり、科学的に選手を追える。今のわれわれのノウハウに自信を持っている」。2年総額1200万ドル(約13億2000万円)の出資に見合う能力を備えていると、冷静な投資家の視点からそろばんをはじき確信した。

 08年にワールドシリーズ進出を決めた試合、ウイニングボールは二塁手の岩村がつかんだ。「人生最高の瞬間。今でも時々あのシーンをビデオで見返すんだ」とスターンバーグ・オーナー。その先を筒香のでっかい背中に夢見ていた。(ポートシャーロット・奥田秀樹通信員)

 ▽08年のWS出場と04年の東京開幕 岩村が1番に座った08年は地区初優勝を飾り、球団創設11年目で初のポストシーズン進出。ア・リーグ優勝決定シリーズで松坂擁するレッドソックスを4勝3敗で下し、ワールドシリーズでは田口の所属するフィリーズに1勝4敗で敗れた。デビルレイズ時代の04年は、ヤンキースとの開幕2連戦を東京ドームで開催。松井の凱旋シリーズで注目を集め、1勝1敗。松井は2戦目で本塁打した。

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