オリ・ジョーンズ 由伸&山岡を“意図的”見逃し 他球団スコアラーも警戒「本物」

[ 2020年2月18日 05:30 ]

宮崎キャンプ ( 2020年2月17日 )

オリックス・ジョーンズ
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 強風が吹きすさぶグラウンドに、山岡と山本が投げたボールが、捕手のミットに収まる衝撃音だけが響き続けた。カウント1―1から設定で行われた初の実戦形式となったシート打撃に参加したオリックスの新助っ人・ジョーンズは、二枚看板を相手に各2打席ずつ立ち2四球、見逃しの2三振。計12球。意図的に、一度もスイングしなかった。

 「良い投手のタイミング、どういうボールを投げるのかを見るためにね。この時期にバットにボールを当てることは意味がない。タイミングやストライクゾーンを確認することが一番大事」。言葉の端々から、独自のルーティンに対する絶対的な自信がうかがえた。

 着実にギアを上げている。これまで素手で打撃練習をしてきたが、このシート打撃で初めて打撃手袋を装着。「詳しい数字は言わないが、これまで使っていたバットより軽いものだ」と、より実戦想定の相棒も携えた。「ヤマオカもヤマモトもゾーンに来ていたし、成功する理由が分かったよ。彼らの後ろを守るのが楽しみだね」と頼もしそうに語った。

 視察した他球団の「007」は、警戒感を強めた。3月20日の開幕戦で激突する楽天の小池スコアラーは「日本の投手の球やストライクゾーンの確認とか、そこだけ埋められれば、やりますよ…。あれだけの実績がある本物ですから」。新主砲が、振らずに震え上がらせたと言っていい。西村監督も、「テーマをしっかり持ってね。投手のボールを見る、タイミングの取り方をね。実績のある選手ですから、もちろん調整は本人に任せています」と信頼を寄せた。

 シート打撃後のフリー打撃では、再び素手で黒を基調とした重量バットを握って快音を連発。18日の紅白戦に初出場する予定で、報道陣からスイングするかと問われると、「メイビー(たぶんね)」とニヤリ。超大物がベールを脱ぐ時は近い。(湯澤 涼)

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