「真剣に頑張ってるで!」西岡剛の“ゴール”はどこに

[ 2019年3月18日 10:15 ]

西岡剛内野手
Photo By スポニチ

 彼の“ゴール”は、どこなのだろうか…。昨季限りで阪神を退団した西岡剛内野手(34)の移籍先が決まった。12日に独立リーグのBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスが獲得を発表。18日には入団会見が開かれる。その新天地での第一声には注目している。

 「仕上がったよー」

 笑顔の絵文字が入った一通のLINEが西岡から届いた。古巣の阪神が春季キャンプを打ち上げた翌日の2月28日。文章とともに4通の動画も送られてきた。その内容は砂浜、坂道でのダッシュに加えてティー打撃の様子だった。“忖度”なしで客観的に動きを見て感じた思いを文字にして返信。即座に既読された直後には「真剣に頑張ってるで!」と返ってきた。

 自主トレ先の海外から届いた連絡からは強い意気込みが感じられた。年明けも移籍先が白紙だった。それでも昨年オフから懸命にトレーニングを続けてきた。専属のトレーナーとともに自費で自主トレを敢行。孤独なトレーニングながらも手応えをつかんで3月4日には帰国した。阪神退団後も決して後ろを振り向かずに前だけを見ていたことは知っていた。

 ようやく3月12日に栃木ゴールデンブレーブスへの入団が正式に決まった。その数日前にも携帯が鳴った。「栃木で野球するわ」。この独立リーグへの移籍は決して完全燃焼するために選んだ最後の舞台でない。また思い出作りに白球を追うわけでもない。NPBへの復帰だけを真剣に目指している。

 ただ、現実は厳しいことも事実だ。これまでNPB―独立リーグ―NPBに復帰した選手はごく数名。それでも狭き門に挑戦する決意は揺るがない。よく金本前監督は「あいつは野球小僧や」と表現していた。34歳となった現在でも、その言葉が似合う選手だ。

 果たして独立リーグではどんなプレーを見せてくれるのか。自主トレの様子を見る限り昨季よりもはるかに動けている。スピード、パワー、キレも確実にアップ。勝負をかけて栃木に向かった野球小僧が再びNPBの舞台に戻ってくる可能性は十分にあると断言できる。(山本 浩之)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2019年3月18日のニュース