イバン・ロドリゲス氏 イチは「やめる理由ない。まだやれると感じ、バット振れるなら」

[ 2019年3月18日 08:16 ]

現役時代、メジャー屈指の名捕手として活躍したイバン・ロドリゲス氏
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 【7年ぶり凱旋 イチローへLegend's YELL(3)イバン・ロドリゲス氏】イチローの日本開幕戦には、しのぎを削ったメジャーの伝説の選手も注目している。「7年ぶり凱旋 イチローへ Legends’ YELL」の第3回は、2017年に野球殿堂入りした強肩強打の名捕手、イバン・ロドリゲス氏(47)。

 96年だったかな。日米野球で初めてイチローに会った。カリスマがあって日本球界の大勢のメディアが囲んでいて、私とイチローがどんな会話をするのか、耳をそばだてていたのを覚えている。

 イチローが何度も自分から盗塁を奪おうとしたのも覚えている。何度かやられたけど、何度か刺した。彼が塁に出たら凄く意識したよ。打撃はホームランも含め、よく打たれた。どんな偉大な打者でもヒットより失敗の方が多いけど、彼は失敗が少ないように思えた。だから、試合の大事な局面では当たらないようにと願っていた。

 フィールドで会うといつも「ハロー」と笑顔で握手を求めてくる。常に敬意を持って接してくれる。人間関係を大切にしていると思ったし、ユーモアのセンスもある。彼は昔から多くの大リーガーに好かれていた。

 本人がまだやれると感じ、バットが振れていると思うなら、やめる理由はない。彼くらい体をしっかりケアしている選手はいない。多くの野球選手はもう以前のようにプレーできないと自覚した時にやめる。仮に米国でオファーがなくなったら日本に帰ってプレーすればいい。イチローほど野球を愛し、野球に真摯(しんし)に向き合っている選手を他に知らない。(元レンジャーズ捕手=現レ軍GM特別補佐)

 ◆イバン・ロドリゲス 1971年11月27日生まれ、プエルトリコ出身の47歳。88年にレンジャーズと契約。捕手での試合出場、史上最多ゴールドグラブ賞13回。99年ア・リーグMVP。マーリンズ時代の03年に世界一。17年殿堂入り。右投げ右打ち。

 ▽イチローとロドリゲス ロドリゲスが同地区のレンジャーズ時代は数多く対戦。01年4月17日、2度盗塁を試みて2度刺されたイチローは「彼から盗塁を決めるのは夢。今日に関してはごめんなさいという感じ」。

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