ロッテドラ1藤原 大阪桐蔭ラスト練習で“さよなら弾” 父母会長の車にブチ当てた

[ 2019年1月7日 05:30 ]

フリー打撃の打球が宮本父母会長の車に直撃し、ボールを手にバツの悪そうな?表情を見せる藤原(撮影・北條 貴史)
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 ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)は6日、大阪桐蔭グラウンドで行ってきた自主トレを打ち上げた。高校最後のフリー打撃は72スイングで14発の柵越え。うち一本は右翼後方にある駐車場まで飛び、自動車を直撃する衝撃の推定120メートル弾となった。昨年末には同校OBの西武・森友哉捕手(23)の指導を受けた新打法でプロの世界に飛び込む。8日に、さいたま市内の合宿所に入寮する。

 快音の数秒後には鈍い音が響いた。藤原は高校3年間、汗を流した思い出の詰まったグラウンドに立った。最後のフリー打撃。力をこめた59スイング目だった。右翼の防護ネットを越えた打球は駐車場へと飛び込み、白い車の屋根をべっこりとへこませた。

 「(木製を持って)あそこまで飛ばしたのは2本目。ようやく慣れてきた。(所有者には)申し訳ない気持ちです」

 右翼はフェンスまで約90メートルで、約10メートルの崖の上にある10メートルの防護ネットを越えた推定120メートル弾。被害に遭った車は新チームで副主将を務める宮本涼太(2年)の父で、父母会長の宮本康治さん(50)のホンダ・ジェイド。宮本さんは「うれしいような、悲しいような…」と苦笑いだが、練習後に藤原が直撃したボールにサインを入れて謝罪した。

 特大弾の陰には「師匠」の存在があった。昨年末に同校OBの西武・森が母校で自主トレを行い、その際に直接指導を受けた。高卒1年目から6本塁打をマークした同じ左打者の先輩。「股関節の入れ方、左の尻に(張りが)くるように打つことが大事と言われた。確率が一気に上がりました」。高校通算32本塁打を誇るが、トップが決まり、リラックスできたことで「10〜15メートルは距離が伸びた」と実感。72スイングで14本のアーチを描いた。

 末恐ろしいのは両手に握っていたのが、マスコットバットだったことだ。試合では880グラムの二岡モデルを使うが、それよりも70グラム重い赤いバットで振り込む。「スイングのスピード、強さを強化したい。赤は昔から好きな色で道具は全部(赤で)そろえています」。プロでやっていく相棒もほぼ固まった。

 「昨年までは甲子園を目指した。今度は甲子園以上の気持ちを持ってやりたい」。1年目の目標は漢字で「成」と表した。常に成長し続けたいとの決意を胸に、藤原は新たな世界に飛び込む。 (福浦 健太郎)

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