14年ぶりに箱根路を駆けた東大生 日本ハム・宮台が後輩にもらった刺激

[ 2019年1月7日 09:30 ]

日本ハムの宮台康平投手
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 1月2日、3日に行われた第95回箱根駅伝。この大会を特別な思いで見届けた野球選手がいる。

 日本ハムの宮台康平投手(23)だ。関東学生連合のメンバーとして1区を走った、近藤秀一選手(4年)は母校・東大の一つ下の後輩にあたる。「試合直前は、集中しているから」と数日前に「頑張って」とLINE(ライン)でメッセージを送り、近藤の出走当日も、大手町まで駆けつけエールを送った。

 2人は東大のスポーツ振興シンポジウムで始めて出会った。同じ文武両道の道を行く者として、すぐさま意気投合。今では、お互いの大事な試合の前には連絡を取り合う仲だ。

 「(昨年の8月に)1軍で初めて投げた日も近藤は連絡をくれた。そういうふうに応援してくれる人がいるのはありがたいし、同じような環境の人が頑張っているのも、凄い数少なくて励みになる」と宮台は感謝する。

 近藤は3年時までも毎年、学生連合に選出されてきた。しかし、1、2年時は補欠。3年時は1区に内定しながら、まさかのインフルエンザで走れなかった。今回は満を持しての初出走だった。

 それだけに宮台の応援にも熱がこもり、「東大生が箱根を走るというのが凄いし、それを自分の知っている人が走って興奮した」と感想を熱く語った。近藤は1区の23名中22位。東大生として14年ぶりに箱根路を駆けたが、昨年8月下旬に左膝を痛めた影響もあり、本来の実力からすれば悔しい結果に終わった。

 レース後、「お疲れさま」と宮台がメッセージを送り、近藤からも「ありがとうございます」と返事が来たという。その後のやりとりを、「レベルの高さを改めて実感したようだった」と宮台は振り返る。

 それでも、「まずはあの舞台で走れたことが凄い。学生連合の1区を走ったのは実力が認められているということ。リスペクトしている」と宮台。「頑張りに刺激をもらった」とうれしそうに話した。

 今後近藤は、大学院に進み運動生理学などを研究しながら、実業団のGMOアスリーツで競技を続ける。宮台はそんな友人へ向け「これからも彼の陸上人生は続いていくから、お互いに刺激し合えるこういう関係でありたい」と思いを語った。

 宮台のプロ1年目はケガの影響もあって、1軍1試合の登板に留まり悔しい思いもした。同じ大舞台で上を目指す東大生同士。畑は違うが、これからも切磋琢磨(せっさたくま)を続けていくはずだ。(記者コラム・武田 勇美)

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