堀内恒夫氏が明かす沢村賞の舞台裏 菅野即決で異例の事態「それじゃ雑談でもって…なかなかないよ」

[ 2018年10月30日 20:29 ]

沢村賞選考委員会後の会見で、巨人・菅野を沢村賞に選んだことを発表する堀内委員長(左)(右から山田委員、平松委員)(撮影・西海健太郎)
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 元巨人監督の堀内恒夫氏(70)が30日に更新した自身のブログで、前日29日に開かれた「沢村賞」選考委員会の舞台裏を明かした。同賞は巨人の菅野智之投手(29)が2年連続で受賞。選考基準7項目全てをクリアしていたため「(選考委員の)5人全員が同じ意見だからはい、終了〜だよ」と会は異例の短さで終了したという。

 菅野は今季、15勝8敗、防御率2・14、200奪三振でセ・リーグ投手3冠に輝いた。さらに28試合202回を投げて10完投、勝率・652と全選考基準をクリア。堀内氏は「9月の時点では広島の大瀬良くん 西武の多和田くん この2人の名前が挙がってて 大瀬良くんの方が一歩リードしてはいたものの今年は揉めるかな〜なんて思ってたんだ。そこへ菅野のラストスパート これは凄かったねぇ」と振り返り、後輩の活躍を称賛した。

 選考委員は、委員長を務める堀内氏のほか、平松政次氏(71)、村田兆治氏(68)、北別府学氏(61)、山田久志氏(70)の名投手が務める。「1人2〜3分ほどで僕はこの選手だと思います。理由はなんとかかんとかって述べるわけよ。大概この4人でもってすでに意見が分かれてるもんでね 最後に委員長役の俺が自分の意見を言った後に調整役に回るんだけど 昨日はなんてったって5人全員が同じ意見だからはい、終了〜だよ」とあっさり菅野の受賞が決まり、委員会は「ものの10分」で終了。あまりに短時間で終了したため、「じゃあ、早いけど記者会見しちゃいましょうか」と発表しようとしたところ、「まだ記者の方々が集まっておりません!」という事態が発生。堀内氏は「それじゃ雑談でもして待ってましょうか、ってこれもなかなかないよ(笑)」と異例の状況を振り返った。

 先発とリリーフの分業制が確率され、全選考基準をクリアすることは困難になっている。それでも「賞の冠に『沢村栄治』」という名前をつけている限り先発完投型でその年のNo.1ピッチャーに授与するという伝統は継承していきたい」とこだわりを語った堀内氏。そんな中での菅野の受賞に、「分業制が確立した今でもクリア出来ないことはない。やれるんだ。それを裏付けてくれた大変意義のある沢村賞だったと俺は思っている。菅野、おめでとう!そして、ありがとう!」と後輩の快挙を称え、祝福の言葉を贈った。

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