阪神・能見、来季もリリーフ!矢野監督と会談で決意「しっかり準備したい」

[ 2018年10月30日 08:12 ]

阪神・能見(撮影・大森 寛明)
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 阪神・能見篤史投手(39)が29日、来季も中継ぎとしてフル回転する決意を激白した。この日までに矢野燿大監督(49)と起用法について会談したことを明かし、今季から転向し、42試合で防御率0・86と抜群の安定感を見せつけたリリーフとして準備を進めたい意向を伝えた。シーズン途中からは勝利の方程式も担ったベテラン左腕が、節目の40歳シーズンで更なる進化を遂げる。

 その決断に「エゴ」はない。優勝を目指すチームで、自分は、どの“ピース”に徹するべきなのか――。能見は、静かに、淡々と、プロ15年目となる来季へ言葉をつないだ。

 「(矢野監督に)俺の意向は伝えてる。基本的に俺の考えは(中継ぎ)。チームとしてもそうだし、自分としても(中継ぎで力を)発揮できるというか、しなきゃいけない」

 矢野監督は20日、今季、ブルペンを支えた岩崎、能見の左腕2人に関して、チーム状況次第では先発に再転向させるプランを口にしていた。そんな中、ナイン全員が集合した秋季練習初日の23日に、指揮官と来季の起用法について話し合いの場を持った模様。その場で、引き続きリリーフとしてチームの力になりたい思いを伝えた。

 今季は開幕ローテーション入りし、先発では3試合0勝2敗、防御率7・53と精彩を欠きながら、6月上旬に中継ぎに転向すると42試合で防御率0・86と良質な投球を続けてフル回転。ドリス、藤川、桑原と勝利の方程式を担い、存在感は際立った。

 「(1イニングを)3人で終わることもそうだし、なるべく次に投げる人にきつくならないように。最初のアウトがすごい大事だから」。長年、任されてきた先発マウンドでは感じることの無かった意識の数々が、ベテラン左腕を新境地で覚せいさせた。渡されたバトンを無傷で託す役割。今、持てる力を最大限に発揮できるのは、“ここ”だと感じている。

 「絶対に先発がダメなわけではない。あとは言われたところでね」と、チーム事情に合わせて先発再転向の覚悟も備える。正式にポジションを伝えられるまでは、中継ぎを想定してオフのトレーニングにも着手していく。

 「向こう(相手打者の対応も)も変わってくるから。(リリーフを経験して)1年間勉強したというところ。これからは苦しいことも出てくる。しっかり準備したい」

 来年5月で40歳を迎える。40歳左腕でシーズン40試合以上の登板となれば球団史上初。幾多の修羅場をくぐってきた背番号14は不惑になってなお、屋台骨を支える。(遠藤 礼)

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