阪神ドラ1近本“虎初安打” 指名後2試合8打席目で快音

[ 2018年10月30日 05:30 ]

8回(大)2死一、二塁、近本は右前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神からドラフト1位指名を受けた大阪ガス・近本が29日、指名後“虎初安打”を放った。「5番・中堅」で日本生命とのオープン戦にフル出場。8回2死一、二塁で136キロの変化球を捉えると、痛烈な打球を右前へはじき返した。

 二塁走者が本塁憤死で“虎初打点”とはいかなかったが、得点圏での勝負強い打撃が頼もしい。4回には相手遊撃の失策で塁に出ると、6番打者のところで果敢に二盗を試みた。結果は失敗だったが、守備も5度の機会を無難にこなし、試合中は常に大きな声を出してチームを鼓舞した。橋口博一監督は言う。

 「普通にやっていましたね。安打は彼らしく思いっきりよく打てたので大丈夫だと思います」。指名から2試合8打席目での安打に、指揮官は安堵(あんど)の表情を見せた。

 試合後には観戦に訪れた人たちにサインや写真撮影に応じるなどプロとしての一面ものぞかせた。集大成と位置づけている社会人日本選手権。1日に行われる初戦の鷺宮製作所戦に向けて、弾みをつける安打ととなった。 (長谷川 凡記)

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2018年10月30日のニュース