巨人・菅野2年連続沢村賞 来季20勝宣言「一番こだわりたいのは勝ち星」

[ 2018年10月30日 05:30 ]

2年連続沢村賞を受賞した菅野は文字の書かれたボールを手に笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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 「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が29日に東京都内で開かれ、巨人の菅野智之投手(29)が2年連続で受賞した。2011年の楽天・田中将大(現ヤンキース)以来7年ぶりとなる選考基準7項目全てをクリアし、満場一致での選出となった。来季の目標には自身初の20勝を掲げ、1956〜58年の金田正一(国鉄)以来、史上2人目となる3年連続の沢村賞受賞を目指す。

 1年前を大きく上回る喜びだ。菅野は2年連続となった今回の受賞をこう表現した。

 「去年は獲れちゃった沢村賞。今年は有言実行で獲れたので、達成感は今年の方が格段にあります」

 昨年の受賞会見で「全項目クリア」を掲げて臨んだ今季。2連敗スタートで幕を開けたが、終わってみれば15勝8敗、防御率2・14、200奪三振でセ・リーグ投手3冠に輝き、特にシーズン終盤で本領を発揮した。9月22日のヤクルト戦から3試合連続完封勝利。さらに10月14日のヤクルトとのCSファーストS第2戦ではポストシーズン史上初のノーヒットノーランを達成した。救援を含めて、41イニング連続無失点でシーズンを締めくくった。

 昨季は6で届かなかった10完投にも到達した。「一番難題だなと思っていたところ。それも最後の先発の登板で決められたというのは本当にうれしかった」。しかも10完投のうち、完封が8度もある。「完封というのは僕の美学。どんな点差だろうが、大胆に真ん中に投げることはしたくない」と、ゼロへのこだわりを口にした。

 2年連続の受賞は95、96年の斎藤雅樹(巨人)以来5人目。歴史に名を刻んでもなお、向上心は尽きない。「現状に満足することなくもっともっと上を目指して頑張ります」と前だけを見ている。伯父であり、4年ぶりに復帰した原監督は「鼻が伸びないようにへし折ってやるかな」と冗談めかして笑ったが「勝つべくして勝つという状況で戦う人は大変」と偉業を称えた。

 菅野は来季の目標も堂々と宣言した。「もちろん、来年も沢村賞を狙いにいきます。その中で一番こだわりたいのは勝ち星。来年は20勝。そしてまた沢村賞の全項目をクリアする」。昨季の自己最多17勝を更新する大台。球界では24勝0敗だった13年の田中(楽天)以来となる。エースが20勝を挙げれば、5年ぶりのV奪回も近づく。 (岡村 幸治)

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