サイ・ヤング賞の行方は?リーグトップ21勝のスネルが最有力 ネックはイニング数

[ 2018年9月24日 11:38 ]

<ブルージェイズ・レイズ>21勝目を挙げたスネル (AP)
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 レイズのブレーク・スネル投手(25)が23日のブルージェイズ戦でリーグトップの21勝目を挙げた。スネルは6回2/3を投げて3安打11奪三振無失点の好投。これで8月10日のブルージェイズ戦から自身9連勝とした。また、シーズン21勝は2012年デービッド・プライス(現レッドソックス)の20勝を抜き、レイズの球団記録となった。

 今季のスネルはここまで30試合に登板して21勝5敗、防御率1・90。勝利数と防御率はリーグトップの成績で、サイ・ヤング賞の最有力候補だが、イニング数が175回2/3と少ないのがネック。インディアンスのクルバー、アストロズのバーランダーといった他の候補者を見ると、19勝で防御率2・93のクルバーは203回、16勝で防御率2・60のバーランダーは208回と両投手ともすでにシーズン200イニングを達成している。

 サイ・ヤング賞は全米野球記者協会に所属している記者の投票で決まるが、このイニング数がどう評価されるかが鍵となりそう。ア・リーグにおいて、シーズン200イニング以下でサイ・ヤング賞を獲得したのは、1992年のデニス・エカーズリーが最後(80回)。だが、この時のエカーズリーはクローザーとしての活躍が評価されたもので、イニング数が少ないのは当然。先発投手ではナ・リーグで2014年に獲得したクレイトン・カーショーがおり、このシーズンのカーショーは198回1/3を投げた。

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