ギータ 頭部打球直撃から7戦ぶり復帰即マルチ「疲れますね、野球は」

[ 2018年9月24日 08:20 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―0日本ハム ( 2018年9月23日    ヤフオクD )

<ソ・日>初回2死一塁、左前打を放つ柳田(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 「4番、センターフィールダー、柳田悠岐」。スタメン発表のアナウンスに、ヤフオクドームが沸いた。7試合ぶりに戦列復帰したソフトバンク・柳田は、初回に左前打を放ち、3回には三塁内野安打。5回には四球で出塁し、チャンスメークした。久しぶりにフル出場した主砲は「疲れますね、野球は。今日はぐっすり眠れます」とおどけた。

 16日の西武戦の試合前、打撃練習の打球が頭部を直撃した。「左側頭部の打撲」と診断され、翌17日には脳振とう特例措置で出場選手登録を外れた。6日間、NPBが作成したガイドラインに従った段階的な練習をこなし、この日を迎えた。球場入りした際には「痛みはありますけど、医者が大丈夫と言っているから大丈夫でしょ」と満を持して4番に座った。チームの5連勝に貢献し「チームにいい流れを、と思っていた。負けなくて良かった」と笑顔を見せた。

 柳田を挟む形で3番にグラシアル、5番にデスパイネが座った。藤本打撃コーチは「核ができるし、いい打線だと思う。つながっていく」と外国人が脇を固めるクリーンアップの並びに、手応えを口にする。0―0の5回2死から2試合連続となる右越え8号ソロを放ったグラシアルは「とてもいい気分。調子はいい。彼(柳田)が戻ってきて打線はより強く、厚みが出た」と復帰を喜んだ。デスパイネも2安打をマークした。

 この日試合がなかった首位・西武とのゲーム差を6とし、3位・日本ハムとのゲーム差は5に広げた。「自分は足を引っ張らないようにやるだけ」と柳田。工藤監督は「勝つために何ができるか。どこにも負けられない」と力強く話した。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月24日のニュース