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異常事態…規定投球回到達投手が少ない理由 記録的猛暑で投手受難の1年

数少ない規定投球回到達投手の巨人・菅野
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 珍事、といっていい。22日に阪神の2軍が8年ぶりの優勝を決めたウエスタン・リーグ。今季の成績を見て驚いた。規定投球回に到達している投手が、たった2人しかいないのだ(23日現在)。

 オリックスの2年目・山崎颯一郎投手が100回1/3で、阪神の2年目・福永春吾投手が92回1/3。この2人だけだ。ファームの規定投球回は1軍の「試合数=規定投球回」と違って「試合数×0・8」。それでこの結果なのは、異常事態だろう。防御率は3・80の福永がトップ。山崎颯が4・66で、タイトル獲得へは規定投球回到達が条件なだけに、現時点ではこの2人の争いとなる。

 なぜだろう。様々な要因が絡んではいるだろうが、やはり今夏の記録的な猛暑が頭に浮かんだ。ファームはナイター設備がない球場も多く、暑い夏といえどもデーゲームが続く。いわば、高校野球と同じ。先発投手が早いイニングで降板する、もしくは首脳陣が降板させるのもうなずける。

 実は1軍でも同じような現象が起きている。23日現在、セ・リーグで規定投球回に到達しているのは巨人・菅野、広島・大瀬良ら8人。パ・リーグは楽天・岸、西武・菊池ら9人しかいない。2リーグ制以降、シーズンで10人を下回ったのは54年のセの8人だけだ。

 近年では先発、中継ぎ、抑えの分業制が確立されている。それでも過去10年、規定投球回に到達した投手はセで平均14・5人、パで平均14・6人となっており、いかに今年の数字が異例かが分かる。ロッテ・井口監督も「バテるのが早い。(先発投手は)100球を前に苦しんでいた」と話す。そんな中で西武は球団新記録の749得点(23日現在)。「獅子おどし打線」が猛威をふるう理由の一つも垣間見える。

 ちなみにイースタン・リーグも規定投球回に到達しているのは巨人・高田ら3人だけ。平成最後の夏は、プロ野球界では「投手受難の1年」として記憶されるに違いない。(鈴木 勝巳)

[ 2018年9月24日 09:30 ]

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