阪神ロサリオ、西日本豪雨被災者に100万円寄付「助けたい」

[ 2018年7月20日 05:30 ]

新横浜駅に到着したロサリオ(撮影・大森 寛明)
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 阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)が、7月に発生した西日本豪雨の被災者に対する義援金として100万円の寄付を発表した。

 「やっぱり、悲しい思いを自分もしましたし、水だったり、食料だったり、家をなくされた方もたくさんおられる。私の国でも(雨に限らず災害が)いっぱいあるので、必要な人のために助けたいという思いがあった」

 思いを行動に移した。来日1年目ながら、今季は、すでに大きな被害に見舞われた中国地方でもプレーした。広島、岡山での一戦では本塁打を記録するなど地元ファンをバットで魅了。ただ、日本を愛する助っ人は義援金という形で被災者を支援することを決めた。

 「何か貢献できればという思いはあった。小さな寄付金かもしれないですが…」

 母国のドミニカ共和国で暮らす子供たちに野球道具なども送っている。大きな期待を受けた今季は打撃不振で2軍降格も経験したが、17日に再昇格し18日の巨人戦では47日ぶりの先発出場で安打も記録。チームとともに巻き返しへ向け、のろしを上げた。「小さい子どもたちに野球を続けてほしいという思いがある」。

 金本監督から後半戦のキーマンに指名された、心優しき助っ人が、今度はバットで希望を与え、チームの救世主になる。(山本 浩之)

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2018年7月20日のニュース