【北神奈川】弥栄　２年生エース河野「７割の力」今大会初完封、打倒私立だ

第１００回全国高校野球選手権記念北神奈川大会３回戦   弥栄２―０鶴見大付 （ 2018年7月19日    俣野公園 ）

＜弥栄・鶴見大付＞中学で野球を辞めようとしていた河野（右）を弥栄の野球部に誘った森川
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　北神奈川・弥栄の２年生エース河野が鶴見大付を相手に今大会初完封。５年ぶりのベスト１６に導き「７割の力でコーナーに投げ、打たせて取れた。完封できて良かった」と笑顔だった。

　中学時代、横浜北シニアでエースとして活躍。だがシニアで燃え尽き、野球を辞めると決めていた。引退後、シニアの同期、森川から弥栄の練習見学に誘われた。「河野と甲子園に行きたい」という森川の誘いに「打倒私立に向けて、懸命に練習している姿を見て県立の弥栄で私立を倒したい」と消えかけた闘争心に火が付いた。弥栄に入学し、１年秋からエースになり「野球を続けて良かった。森川にありがとうと伝えたい」と感謝。もし森川が河野を誘っていなかったら、この日のマウンドに河野の姿はなかった。（福井　亮太）