三菱重工神戸・高砂8強!日本生命から補強の藤井 無四球完封勝利!

[ 2018年7月20日 22:02 ]

第89回都市対抗野球大会第8日・2回戦 三菱重工神戸・高砂   三菱重工神戸・高砂(神戸・高砂市)3―0王子(春日井) ( 2018年7月20日    東京D )

<三菱重工神戸・高砂・王子>力投する三菱重工神戸・高砂先発の藤井(撮影・三島 英忠)
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 ◇第89回都市対抗野球大会第8日・2回戦 三菱重工神戸・高砂(神戸・高砂市)3―0王子(春日井)(2018年7月20日 東京ドーム)

 橋戸賞右腕の老練な投球が光った。三菱重工神戸・高砂の藤井貴之投手(30)が王子(春日井市)に8安打されながら127球無四球完封だ。

 「無四球は自分の持ち味。シングル(単打)3本続いてもフォアボールさえ出さなければゼロに抑えられる」。日本生命入社8年目。同社ではストッパー起用が多く、意外にも都市対抗初先発ながら、補強選手として三菱重工神戸・高砂を22年ぶりの8強に導いた。

 圧巻は7回2死二、三塁のピンチながら大杉を140キロ外角直球で空振り三振に斬った場面。捕手のサインに首を振った末の選択は「外は広いですし」と言い切った。

 15年には日本生命4度目の優勝に貢献し、MVPに相当する橋戸賞を獲得。「本音を言えばチーム(日本生命)でやりたかったけど…。今野球が出来ることに感謝しています」と藤井。1学年下の巨人・小林とは同大―日本生命で計5年間バッテリーを組んだ。

 都市対抗には5年連続35度出場している名門ながら2回戦の壁を破れなかった三菱重工神戸・高砂に最強の右腕が加わった。

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2018年7月20日のニュース