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松坂、ソフトBに強烈恩返し!古巣を5回1失点 柳田から2K

交流戦   中日5―4ソフトバンク ( 2018年6月8日    ナゴヤD )

躍動感あるフォームで力投する松坂(撮影・椎名 航)
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 中日・松坂大輔投手(37)が8日、ソフトバンク戦に先発し、5回3安打1失点で西武時代の06年以来12年ぶりの交流戦勝利となる今季3勝目を飾った。走者を背負いながらも柳田悠岐外野手(29)から2三振を奪うなど、粘りの投球。昨年まで所属した古巣で右肩故障に悩まされ3年間で未勝利に終わった男が、かつての仲間に復活した姿を見せつけた。

 胸をよぎったのは「喜び」ではなかった。終了の瞬間、ベンチ最後列の松坂は厳しい表情だった。ナインをハイタッチで迎える列の先頭へ押し出され、ようやく笑顔になった。

 「昨日たくさん投手を使っていたので、長いイニングを投げるつもりでいた。迷惑をかけて申し訳ない」

 4回まで毎回走者を背負っても、最後の一線を容易に越えさせなかった。2回、二塁手の高橋の野選で先制点を許し、なお1死満塁。中村晃を直球で空振り三振に仕留め、首位打者・柳田を迎えた。

 「気持ちいいと思うと同時に、怖さを感じさせられた」

 初回は四球となったが、内角のボールゾーンからストライクゾーンへの「フロントドア」と言われるシュートを投じた。その残像を生かした。このピンチでは一転、外角のボールからストライクに入る「バックドア」と言われるカットボールを多投し、見逃し三振に仕留めた。ストライクゾーンを内外角にさらに広げる投球術。4回2死二塁では、両方を駆使し、最後はスピードを上げた139キロカットボールで空振り三振。味方が勝ち越した直後の5回、左の尻付近をつった感覚を覚えて降板したが、1失点にまとめた。

 「いつも通りに行かないと、と思っている時点で意識していた」と古巣との対戦を振り返った。3年総額12億円で入団しながら、右肩痛で1軍登板はわずか1試合。心苦しさが残った。昨年11月、ロッカーはきれいに整理し、野球道具は全て若手へ譲った。戦力外として退団が発表されると「感謝の思いを伝えるのは1軍のマウンドだと思っています」と言った。言葉は必要ない。104球。一球一球に魂を込めた。

 チームは連勝で4位に浮上した。次回は15〜17日の西武戦でまた古巣と対戦する可能性もある。「(左の尻の状態は)大丈夫です」と松坂。感謝の思いを胸に、これからも腕を振る。 (桜井 克也)

[ 2018年6月9日 05:30 ]

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