大谷の故障離脱は全米でトップニュース扱い「今年最も残酷なニュース」

[ 2018年6月9日 16:24 ]

ロイヤルズ戦でマメが原因で降板した大谷(撮影・大塚 徹)
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 肘を痛めて故障者リスト入りしたエンゼルスの大谷翔平投手(23)についてAP通信は「日本の二刀流、そしてセンセーショナルな驚くべきルーキーの動きが一時停止してしまった」とここまでの成績や、球団内部の反応を取り混ぜながら大きく報道。新人選手の離脱関連記事としては異例の長文でその内容を伝えた。

 スポーツ専門局のESPNの電子版も「大谷の故障で知っておくべきこと」と題して特集記事を掲載。(1)負傷の度合、(2)手術の必要性、(3)打者としてだけ出場できるのかの3項目に分けて詳しく分析していた。

 専門誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)は「大谷の故障者リスト入りは今年最も残酷なニュース」と報じ、大谷について、メジャーの顔の強打者ハーパー外野手と剛腕シャーザー投手(ともにナショナルズ)を足した存在だと絶賛。「これが良いニュースになるのは(同じア・リーグ西地区の)マリナーズとアストロズ、そして新人王を争うヤンキースのトーレスだけだ」とした。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は「大谷が肘の故障で大事な時を失ってしまいそうだ」という見出しで報道。「投手に関するこのようなニュースを聞くたびに自分はがっかりしてしまう」とするマーティン・マルドナド捕手(31)や、ビリー・エップラーGMの「手術なしに復帰できることを望んでいる」という談話などを記事に織り交ぜていた。

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2018年6月9日のニュース