阪神・糸井 覇者広島に勝つ!マツダ通算打率.354、開幕戦.324

[ 2017年3月31日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神―広島 ( 2017年3月31日    マツダ )

敵地・マツダスタジアムに乗り込んでのナイター練習で最終調整する糸井
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 広島との開幕戦を翌日に控えた阪神は30日、敵地マツダスタジアムで約3時間のナイター練習を実施し、注目の糸井嘉男外野手(35)は「やばいです。興奮してます。震えてます」と心境を明かした。

 昨季セ・リーグ覇者に「最高のチーム」と敬意を表し、開幕勝利を「もちろん」と誓った。猛虎12年ぶりの頂点へ―。開幕戦で通算打率・324、マツダで同・354を誇る超人に期待が膨らむ。

 やるべきことはやった。敵地で幕を開ける猛虎1年目。「3番・中堅」を見込まれる糸井は笑みを浮かべながら内に秘めた闘争心を明かした。

 「やばいです。震えています。興奮しています。毎年そうですけどね」

 待ち切れない気持ちを打球に込めた。フリー打撃では49スイングで2連発を含む柵越え8本。左翼にも1発を放り込み、広角に痛烈に打ち分けた。「まあ、普通です」。どこまでも冷静な様子が頼もしい。シートノックでは飛球を落とす場面も。照明の影響を「センターはない」と強調しても打撃練習中に就いた中堅での打球捕球ではサングラスを装着し、すぐに対策に動いた。

 打者転向後の過去9年間の開幕戦は通算打率・324。球場別で見ればマツダスタジアムでは通算打率・354、1本塁打の好相性。「そういうのは特にないけど、屋外やし、天然やし、好きですね」とうなずいた。

 7月で36歳を迎えるシーズンでも年齢の衰えは全く感じさせない。肉体も“超一流”だ。昨年から師事し、オフのグアム自主トレでトレーニングを担当した都内のジム施設「トータルワークアウト」に所属する下山英明トレーナー(35)が明かした。

 「ふくらはぎは、本当にゴムまりのようにやわらかい。筋肉の質の良さがそれだけでわかる。長く一流をキープする選手には共通している。普通、スラッガーとなると体も硬い人が多いけど、彼は違う。まさしくスプリンターのような感じ」

 同氏は野球以外にも五輪出場経験のあるトップアスリートを担当。“キングカズ”こと横浜FCのFW三浦知良のトレーニングにも携わった経験があり、「糸井さんもレジェンドと呼ばれる存在になれる逸材です」と断言した。「年齢の衰えを技術でカバーすることが普通だが、糸井選手にはそれがない。グアムでも若手の中で、誰よりも良い運動能力を見せていた」。30代はもちろん、40代に入っても一流を誇る無限のポテンシャルを秘めている。

 いきなり巡ってきた昨季王者との対戦。「優勝チームやし、相手にとって不足ないというか、最高のチームと最初に当たるな…という感じ」。12年ぶりの悲願へ―。新生猛虎の中核として高まる周囲の期待に「僕自身も自分に期待しています」と言い切った。(久林 幸平)

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