涌井 マサカリ兆治以来球団27年ぶり快挙なるか 3年連続開幕戦白星へ

[ 2017年3月31日 05:45 ]

パ・リーグ   ロッテ―ソフトバンク ( 2017年3月31日    ヤフオクドーム )

投内連係で一塁ベースカバーに入る涌井
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 前日練習を終え、ヤフオクドームから引き揚げるロッテ・涌井の目に、見覚えのある笑顔が飛び込んできた。通路で待っていたのは、昨季まで3年間同僚で、今季からソフトバンクの一員となったデスパイネ。開幕戦で自らの前に立ちはだかる主砲に、まずはハグで再会を喜んだ。

 気負いはない。西武時代を含めて通算8度目の大役とあって、「そんなに意識することはない。自分らしくいきたい」と自然体だ。この日はキャッチボールや投内連係で最終調整を行った。ロッテでは過去2年はいずれも勝利。3年連続開幕戦白星となれば、球団では「マサカリ投法」の偉大なOB、村田兆治が88〜90年にマークして以来、27年ぶりの快挙となる。

 開幕戦に強い理由は「たまたまじゃないですか」と素っ気ないが、「過去に緊張するところは何度も投げてきている。1死取れば普段通りの投球ができるので、先頭打者でアウトを取れればいい流れになる」と話すエースの姿は心強い。

 伊東監督も全幅の信頼を寄せる。キーマンを問われると「涌井でしょう」と即答。相手先発は昨季最多勝に輝いた和田で、5度対戦して3勝を許しているだけに「そんなに点を取れないと思うので、我慢して粘り強く投げてほしい。持っているものを出してくれれば、それなりの結果がついてくる」と期待を込めた。

 15年の開幕戦で6回無失点と好投してチームに白星をもたらしたヤフオクドームで、再び先陣を切る。「投げる試合は常に投手がキーマンだと思っている。チームにいい流れを引き寄せて、勝ちに導ける投球をしたい」。自覚十分の涌井が、エースの務めを果たす。 (町田 利衣)

 ▼伊東監督 いかに失点を少なくするかの戦いになる。大砲は少ないので平均したらそこまでの得点は望めないと思うが、抑えるだけの投手陣がそろった。先発が1イニングでも多く投げて、中継ぎをあまり使わない試合をつくっていきたい。

 ▽村田兆治の3年連続開幕白星 88年は日本ハム戦(東京ドーム)に先発して7回2安打2失点。0―2で迎えた降板直後の8回、チームが3―2と逆転して勝利投手になった。89年は西武戦(西武)で5安打完封勝利。40歳だった90年はオリックス戦(西宮)で2安打1失点の完投勝利を飾った。

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