バンデン PSV魂で日本新記録14連勝に再挑戦だ

[ 2016年5月10日 05:30 ]

笑顔でキャッチボールするバンデンハーク

 ゴールデンウイークを6勝1敗2分けで終えたソフトバンクは、10日からヤフオクドームで2位・ロッテを迎え撃つ。初戦は今季本拠地初登板のリック・バンデンハーク投手(30)。前回登板で4失点ながら打線の終盤の粘りで黒星を免れたオランダ生まれの長身右腕が、地元の声援を力に日本プロ野球新記録のデビューからの14連勝に挑む。

 デビューから無傷の14連勝に再チャレンジすることになってもバンデンハークはいつものように自然体だった。

 「やることは一緒。自分の仕事をするだけだよ」

 3日の日本ハム戦(札幌ドーム)は1試合3被弾、4失点と来日ワーストの投球内容だったが、味方打線が9回に追いつき初黒星を消してくれた。「運があるとか、ないとかは信じてないけれど(ここまで敗戦投手にならなかったのは)父の教えがよかったからかな」。チームの驚異的な粘りに感動しても、自身の連勝記録とは結びつけなかった。

 ただ、この日ヤフオクドームでの投手練習に参加したバンデンハークはハイテンションだった。故郷オランダ・アイントホーフェンのサッカーチーム「PSV」が最終節に逆転優勝を飾ったからだ。「テレビのライブが見つからなかったので(インターネット)ラジオで聞いてたよ」。報道陣からおめでとうと水を向けられると「ありがとう。とにかくうれしい」と満面の笑みを返した。

 ひいきチームの優勝にあやかり新記録達成に臨みたいところだが「それをマウンドに持っていくことはないよ。いつもマウンドに上がる時は気分がいいからね」と答えるところが優等生助っ人らしかった。

 今季7試合目の先発で初めて本拠地マウンドに立つ。「スケジュール的なこともあったからね」。昨季6戦5勝を挙げたマウンドが記録更新を後押しだ。ロッテの先発・石川とのマッチアップは過去2戦2勝のデータもある。さらに、米国、韓国でチームメートだったナバーロとの初対決も刺激になりそうだ。

 貯金12で抜け出した工藤監督はこの日も第3戦先発予定の東浜らを指導、「それでも常に上を目指す」と若手投手のレベルアップを図っている。11日先発の和田、そして東浜が期待に応え、眼下の敵・ロッテに3連勝すれば独走態勢を築きそうだ。(田中 貴久)

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