筒香10日1軍復帰 DeNA最強クリーンアップで逆襲だ

[ 2016年5月10日 05:32 ]

DeNAの筒香

 不動の4番が帰ってくる。右脇腹の軽い肉離れで戦列を離れていたDeNAの筒香が、10日の中日戦で1軍に復帰する。ラミレス監督が「火曜日には(1軍に)合流できる。今までとは違ったDeNAを見せられると思うよ」と語った。

 指揮官は就任後、一貫して「打線のキーマンは筒香と梶谷」と明言してきた。しかし、梶谷は2月の春季キャンプ中に左脇腹を痛めて戦線離脱。筒香も4月28日の中日戦(横浜)で負傷し、翌29日に出場選手登録を抹消されていた。指揮官は打順の組み替えなど試行錯誤を続けてきたが、ようやく今季初めて「梶谷―筒香―ロペス」という理想のクリーンアップを組むことができる。

 現在、チームは最下位ながら、防御率3・31はリーグトップ。リーグワーストのチーム打率・231を改善できれば、上位浮上は十分狙える。梶谷は4日に復帰後、5試合で2本塁打5打点と存在感を発揮しており、指揮官が「あとは筒香だね」と待ち望んだ主砲の復帰で、チームの士気が上がるのは間違いない。

 筒香は実戦復帰となった7日のイースタン・リーグ西武戦(横須賀)でいきなり左越えソロを放つなど状態は万全だ。「3番と4番を打たせてもらっているので、僕とカジさん(梶谷)の2人で先頭に立って引っ張っていきたい」と筒香。今季初の3カード連続勝ち越しで、5月攻勢を一気に加速させる。(中村 文香)

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2016年5月10日のニュース