宮台、大学日本代表あるぞ 東大史上2人目33年ぶり快挙狙う

[ 2016年5月10日 06:45 ]

日米大学野球の日本代表候補に選出される可能性が浮上した東大・宮台

 第40回日米大学野球選手権(7月12日開幕、神宮、新潟、静岡)に臨む侍ジャパン大学日本代表候補に、東大の宮台康平投手(3年)が選出される可能性が9日、浮上した。関係者によると、東京六大学連盟が6月に開催される大学日本代表選考合宿への推薦を検討しているという。7日の立大1回戦では5安打完封勝利を挙げるなど、来年のドラフト候補として注目を集める最速145キロ左腕。晴れて代表入りすれば、東大では83年同大会の大越健介以来、史上2人目の快挙となる。

 東大のエースとして一躍、来秋のドラフト候補に躍り出た宮台が、「侍ジャパン」のユニホームに袖を通す可能性が出てきた。7月に開催される日米大学野球に向けては、まずは全国各大学野球連盟からの推薦リストを基に6月の選考合宿参加者を選出するが、関係者は「宮台は、東京六大学連盟が選考合宿への推薦を検討することになると思う」と明かした。

 「宮台株」は急浮上している。4月9日の今季開幕戦では早大に0―1で敗れたものの、東大史上最多となる13奪三振をマーク。7日の立大戦では東大投手として11年ぶりの完封勝利を飾った。今春は1勝4敗ながら防御率2・31で、35イニングで投球回に迫る31三振を奪っている。横井人輝監督(東海大)が率いる今回の大学日本代表は来夏ユニバーシアード(台湾・台北)を見据えた編成となる見通しで、宮台は「3年生世代」として期待は高い。選考合宿を通過すれば33年ぶりの「東大日の丸戦士」誕生となる。

 宮台はこの日、02年秋以来、14年ぶりの勝ち点がかかった立大3回戦でマウンドに上がることはなかった。2日前に141球を投げた疲労が抜けきらず、中1日での先発を回避。浜田一志監督は「展開次第では投入もあったが、点差が開いたのでストップをかけた」と大事を取った。試合は2―8で完敗。ブルペン横で打球を処理する役に徹した宮台は試合後「肩に張りがあった。(張りが)ない状態でないと(いつもと)同じボールは投げられない。体の調子が伴わず、悔しい」とエースの責任をにじませた。

 体力面や経験の面でまだ課題は多いものの、出どころが分かりづらいフォームと、左腕ながら直球で三振を奪える実力は3年生ながら東京六大学ではトップクラス。宮台自身も今年初めに「春に結果を出して日の丸を背負ってみたい」と日本代表を目標の一つとして掲げていた。今春は第7週(21日~)の法大戦を残す。東大の歴史を塗り替えている左腕の今後に注目が集まる。

 ▽日米大学野球選手権大会 1972年に第1回大会が日本で開催。関大・山口高志投手、慶大・山下大輔内野手らを中心にした大学日本代表が5勝2敗で勝利。以降、07年の第36回大会まで毎年6、7月に日本もしくは米国で開催されてきたが、ここ3大会は09、11、13年と隔年で開催。代表メンバーは直前の全日本大学野球選手権大会の出場選手が中心。開催地域枠で代表入りするケースもある。通算では日本が17度、米国が22度優勝している。

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