好調投手陣支えるDeNA新人捕手 番長も太鼓判「安心感がある」

[ 2016年5月10日 10:35 ]

好調な投手陣を支えるDeNAのルーキー捕手・戸柱

 リーグ最強の投手陣を支えるルーキー捕手がいる。DeNAのドラフト4位新人・戸柱恭孝(26)だ。9日現在でチーム防御率3・31はリーグトップ。まだシーズン途中だが、球団創設5年目で初の快挙だ。もちろん、投手陣の成果ではあるが、ほとんどの試合でマスクを被る戸柱のリードもも見逃せない。ラミレス監督も「ここまでは投手陣がよく頑張ってくれている。あとはキャッチャーの戸柱。リードを含めて非常にいい仕事をしてくれているね」とその働きに目を細める。

 鹿児島県出身の26歳は駒大から社会人・NTT西日本を経て入団。育成を含む新人10選手の最年長として、1月の新人合同自主トレでは先頭に立って声を出す姿が印象的だった。普段の口数が多い方ではないが、ブルペンではその姿が一変するという。同級生の三嶋は「気さくだし、投げやすい。コミュニケーションを積極的にとってくれる」。現在1軍にいる選手では最年少20歳の砂田も「戸柱さんの方からいろいろと話しかけてくれる。僕からも話しやすい環境をつくってくれるので投げやすいんです」と証言する。

 よい意味でプロ1年目だということを感じさせない選手だ。投手コーチを兼任する三浦はこう話していた。「新人っぽさがないよね。堂々としてる」。そして続けた。「何で投手陣が好調かって言ったら戸柱の存在は大きいよ。まず、キャッチングがいい。少々外れたボールでも捕ってくれるっていう安心感がある。だから思い切ったコースに投げることができている」。戸柱の与える安心感が投手陣の好調の要因のひとつなのだ。

 グラウンドで見せる堂々とした姿とは対照的に、取材では「毎日必死です」と1年目らしい言葉が必ず返ってくる。その言葉通り、試合前日には深夜まで相手打者をビデオで研究し、毎週月曜日には休日返上で打撃練習に励む日々を過ごしている。扇の要として奮闘を続けるルーキー捕手にこれからも注目していきたい。(記者コラム・中村 文香)

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