1軍生き残りは?工藤監督 うれしい悩み “伏兵”東浜&岩崎が好投

[ 2016年3月9日 05:30 ]

<ソ・巨>4回を2安打無失点に抑えた先発の東浜

オープン戦 ソフトバンク1―0巨人

(3月8日 宇部)
 ソフトバンクの東浜巨投手(25)と岩崎翔投手(26)が8日、巨人とのオープン戦に登板。それぞれ4回2安打無失点、3回1安打無失点と好投した。キャンプから開幕1軍入りに向けて激しい火花を散らす2人が、ともに譲らず踏みとどまった格好。今後はすでに先発ローテーションの座が確定している主力投手陣の登板が優先される中、工藤公康監督(52)は2人の処遇を2、3日中に決めると明言した。なお、ソフトバンクは対外試合10試合で8勝2分けといまだ負けなしだ。

 意地と意地がぶつかりあった。開幕1軍の当落線上にいる東浜、岩崎の2人が、必死の投球で生き残りをアピールした。 まずは先発の東浜が踏ん張った。初回、先頭の大田にいきなり中越え二塁打を浴びたが、ここから粘った。重信を二ゴロ、坂本を右飛に仕留めると、最後は新球シンカーで新外国人・ギャレットから空振り三振を奪った。

 「初回、2回と球が浮いてボール先行になりましたが、ブルペンに入って何とか修正できたのはよかったと思います」。2回2死から中井に左前打され、続く小林誠に3ボール1ストライクとカウントを悪くしたが、一邪飛に抑えて切り抜けた。

 この日、試合が行われた山口・宇部市のユーピーアールスタジアムは、マウンドがフラットなため「(体重が前に乗らず)体が上を向いていた」という。そこで2回終了後、ブルペンに向かい“突貫工事”。10球を投げ投球フォームを微調整した。この作業があったからこそ3、4回を三者凡退に抑えられた。工藤監督は「修正できたそういう一つ一つが支えになる。投球術を習得するというか、ちょっとした変化を見逃さずに立て直せたことは大きい」と東浜の成長を喜んだ。
 
 5回から2番手で登板した岩崎も、東浜に負けじと気迫のこもった投球を披露。6回、先頭の片岡に中前打されたが続く大田を三ゴロ併殺打に打ち取り、結果的に3回を打者9人で終えた。「東浜が発奮材料になったということはないです。自分がしっかり抑えようと思っていただけです」と平静を装ったが、1歳年下の東浜とは、宮崎キャンプの第2クール最終日の2月7日の打撃投手登板に始まり、紅白戦、練習試合と常に同じ日に登板し、競い合ってきた。東浜の投球結果が自身の処遇にはね返ってくるだけに、無関心ではいられないだろう。

 工藤監督は「2人ともよく投げてくれたので今後どうするかを考えてあげないといけない。2、3日中に決めます」と悩ましげに話した。開幕1軍投手枠は12~13人。残る枠は1~2枠とみられる。2人のし烈な争いは開幕直前まで続きそうだ。(田中 貴久)

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