ドラ1高山、オープン戦初長打!“超攻撃的2番”誕生に期待

[ 2016年3月9日 06:34 ]

<神・西>1回1死、インコースのボールをさばき、右線二塁打を放つ高山

オープン戦 阪神2―4西武

(3月8日 甲子園)
 阪神のドラフト1位・高山俊外野手(22=明大)が8日、西武とのオープン戦(甲子園)に「2番・左翼」で出場し、初回にオープン戦初の長打となる右翼線二塁打を放った。これでオープン戦は5試合連続安打。日大三時代からの甲子園での連続試合安打も14に伸ばした。金本知憲監督(47)はシーズンでの2番起用について「ゼロではない」と言及。超攻撃的2番誕生の期待が膨らんだ。

 金本阪神の攻撃オプションに“超攻撃的2番”が加わるかもしれない。初めて2番で先発出場した高山が、いきなり結果を出した。

 「打順が変わったからといって、自分の打撃まで変わるのは望まれていないと思う。最初の1打席は良かったんじゃないですかね」

 珍しく自賛した一打は初回1死の第1打席。2ストライクと追い込まれてから、西武先発・野上が投じた内角の食い込んでくるカットボールに反応した。うまく腕をたたんではじき返した打球は一塁線を破る二塁打。快足を飛ばし悠々と二塁に到達すると、続く鳥谷の適時左前打で先制のホームを踏んだ。

 まさに“持ってる”男だ。高山が安打を放った回には点が入る。2月21日の韓国・ハンファとの練習試合(安芸)で実戦デビューしてから放った12安打のうち、10本が得点につながっている。打撃センスだけでなく、チームに得点を呼び込むツキもある。下位打線に置いておくにはもったいない選手だ。片岡打撃コーチも「初回、長打で先制するという理想的な点の取り方。2ストライクに追い込まれて、インコースにうまく対応できていた」と技ありの一打にうなった。

 高山の2番起用について金本監督は「特に意図はない」としながらも「(可能性は)ゼロというのは、ないから。今年は、あらゆることにチャレンジしていきたいんでね」と、シーズンでの起用に含みを持たせた。

 試合数を重ねるごとに相手の研究は進む。8回の最終打席では厳しい内角攻めにあって空振り三振に倒れ、「初球から中途半端だったので、積極的にいければ結果は変わったと思います」と反省を口にした。それでも、基本のスタンスは不変だ。「来たボールを打つだけなので。今の時点では僕のデータがあるわけではない。それを踏まえて、ボールに手を出したり、見逃したりしている。配球は後々、わかることなので。どういう投手でも自分を、という意識です」。

 03年は赤星、05年には鳥谷と優勝した年には優れた2番打者がいた。高山は明大時代は主に3番を打っていたが、2番での先発もリーグ戦で24試合経験している。単なるつなぎ役ではなく、長打も打てる2番打者へ―22歳には無限の可能性が広がっている。(久林 幸平)

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