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バイリンガル星野が決めた!明大中野八王子7回コールド16強

[ 2014年7月19日 05:30 ]

<明大中野八王子・都総合工科>7回2死三塁、左中間へコールド勝利を決める適時打を放つ星野

西東京大会4回戦 明大中野八王子8―0総合工科

(7月18日 八王子市民)
 第96回全国高校野球選手権大会(8月9日から15日間、甲子園)の地方大会は18日、19大会で82試合が行われた。西東京大会では明大中野八王子が、都総合工科を7―0で下して16強入り。中学時代にシンガポールで3年間を過ごしたバイリンガル球児の星野周太郎内野手(3年)が3安打を放った。

 高めの直球を左中間に流し打った。6―0の7回2死三塁。明大中野八王子・星野が、コールド勝ちを決める「サヨナラ打」を放った。

 「春は打てなかったので、打てて良かった。自分にできることをやろうと思って臨んだ」

 相手先発は左腕だった。苦手意識があることから、打順は6番から8番に下がっていた。それでも「左投手対策で逆方向に打つことを練習してきた」。3回に左中間にチーム初安打を放つと、4回には代わった右投手から中前適時打。3安打2打点を挙げ「(エースの)坪井が疲れないように、絶対に打つつもりだった」と胸を張った。

 生まれは神奈川県横浜市だが、父・伸明さん(42)の仕事の関係で幼少時はサウジアラビアで過ごした。一時帰国したが、中学入学前に今度はシンガポールへ。現地の日本人学校では「砂浜みたいなグラウンド」という環境だったが、硬式、軟式、準硬式、ソフトボールの大会に出場し、技術を磨いてきた。

 「英語は得意です。でも最近は衰えを感じますけど…」と言いながら、TOEICは600点。将来は英語を生かす職業に就くことが夢だ。シンガポールでのお気に入りスポットは「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」で、好物は「安くておいしい」チキンライスだったという。

 夢だった甲子園出場へ向け、明大中野八王子では昨秋の新チームから三塁のレギュラーをつかんだ。憧れの選手は巨人・井端。石田高志監督は「左が苦手と思ったら一番先に打った。固め打ちをしたり不思議な選手」と評した。「まだまだこれから」と星野。バイリンガル球児が「メイジ魂」を胸に、聖地を目指す。

 ◆星野 周太郎(ほしの・しゅうたろう)1997年(平9)1月2日、神奈川県生まれの17歳。小1から野球を始め中学時代はシンガポール日本人学校の「ベースボールクラブシンガポール」でプレー。明大中野八王子では2年夏からベンチ入りし同年秋からレギュラー。1メートル73、74キロ。右投げ左打ち。

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