谷繁兼任監督43歳6カ月最年長安打 門田超えに「やったね」

[ 2014年7月19日 05:30 ]

<全パ・全セ>3回1死一塁、初球ヒットエンドランで左前打を放ち塁上で照れくさそうにする谷繁

マツダオールスターゲーム2014第1戦 全セ7―0全パ

(7月18日 西武D)
 43歳6カ月の中日・谷繁兼任監督が3回1死一塁からオリックス・西が投じた外角高めの136キロ直球を左前打。91年のダイエー・門田博光の43歳4カ月を抜いて球宴史上最年長安打となった。試合後に記録を聞くと「やったね。(名前が残るのは)ありがたい」と素直に喜んだ。

 今回のメンバーでは最多12度目の出場。兼任監督としては06年のヤクルト・古田敦也以来の出場で、77年の南海・野村克也以来の「兼任監督安打」にもなった。守っても広島・前田健、中日・大野を好リード。全パを無得点に抑え「お祭りと言っても、持ってるものを出してやる方が本気度が上がる」と振り返った。

 ロッカーは原、和田、野村監督とともに監督専用を与えられた。グラウンドでは選手に徹したが、ベンチでは「選手(の側)に行けばいいのか、監督に行けばいいのか」と戸惑ったという。テレビ中継のゲストで呼ばれ、兼任監督の先輩・古田氏からも「まだまだやれる」と激励も受けた。「毎年最後と思っている」と話したが、選手・谷繁は健在だった。

 ≪ノムさん以来兼任監督安打も≫谷繁(中)が3回に左安打。現在43歳6カ月だが、球宴の年長安打としては91年第2戦門田(ダイエー)の43歳4カ月(代打本塁打)を抜く最年長記録になった。また、選手兼任監督の安打は77年第3戦で野村(南海)が放って以来37年ぶり5人目。選手兼任監督としての球宴初打席で安打を記録したのは55年第2戦の藤村富(神)に次いで59年ぶり2人目だ。

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2014年7月19日のニュース