AJ お目覚めシリーズ初打点 稼頭央主催ホームパーティーで気分転換

[ 2013年10月30日 06:00 ]

<巨・楽>8回1死一、二塁、ジョーンズは左前適時打を放つ

日本シリーズ第3戦 楽天5―1巨人

(10月29日 東京D)
 101キロの巨体が揺れた。左翼手・矢野の本塁返球を見て、楽天・ジョーンズは一塁を蹴って加速した。4点リードの8回1死一、二塁で、左腕・青木のスライダーを引っ張って左前適時打。代走・森山が告げられ、二塁からベンチに戻る足取りは軽かった。

 「あそこでヒットを打てたのはよかったが、きょうの勝利はチーム全員がそれぞれの役割を果たしたから。そのピースの一つになれてよかった」

 ここまで2試合で1安打だったが、2戦目には3四球を選んだ。そして3試合目で初打点をマークし、これが先発野手全員安打となった。

 前日のイベントが気分転換になった。仙台から東京への移動日となった28日。ジョーンズは都内にある松井の自宅を訪問した。斎藤、藤田らを交えたホームパーティー。「本当にいいチームメートに恵まれている」。野球の話はほとんどせずに、つかの間の休息を楽しんだ。

 日本シリーズでセ・リーグの本拠地ではDHが使えないことを踏まえ、ジョーンズは星野監督に「一度、レフトの守備を見てくれ」と直訴。28日にはノックも受けた。「銀次に(慣れない)左翼を守らせたくないと考えたのだろう。あれだけのスーパースターがチームのことを考えてやってくれる」と指揮官。普段はDH専門とはいえ、かつてはメジャーで10年連続ゴールドグラブに輝いた男。4回には高橋由の左翼ライン寄りの飛球を、楽々とランニングキャッチしてみせた。

 「守備のときは守備、打撃のときは打撃に集中している。左翼守備は楽しかったよ」。メジャーで11度のポストシーズンを経験し、ブレーブス時代の96、99年にワールドシリーズまで進出している。だが、世界一の称号はつかむことはできなかった。舞台は米国から日本へと移ったが「頂点をつかみたい」という気持ちは誰にも負けていない。

 ≪V確率は77%≫楽天が2連勝で2勝1敗と勝ち越し。過去、1勝1敗で迎えたシリーズは30度あるが先に2勝したチームが23度優勝しておりV確率は77%になる。星野監督は88、99年中日、03年阪神と3度のシリーズでは第3戦まで全て1勝2敗。第3戦で勝ち越したのは初めて。またシリーズ途中での勝ち越しは03年第5戦で3勝2敗として以来2度目。

 ≪藤田は満塁男≫楽天は2回満塁の場面で藤田、続く銀次も2点適時二塁打を放ち一挙4点。今季の藤田は公式戦でも満塁機に13打数6安打(打率・462)、16打点と好成績を残しており、シリーズでも勝負強さを発揮した。また星野監督にとってシリーズ1イニング4点以上は、中日時代の88年西武第2戦で8回に4点を奪って以来25年ぶり2度目だ。

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