マエケン緊急先発回避 上腕三頭筋筋膜炎で登録抹消

[ 2013年4月21日 06:00 ]

<広・巨>右上腕三頭筋筋膜炎のため登板回避となった前田健は報道陣に症状を説明する

 広島の前田健太投手(25)が20日、右上腕三頭筋筋膜炎のため、予告先発されていた巨人戦(マツダ)の登板を回避した。巨人側と審判団の了承を得て、試合開始2時間前に先発は中崎に変更された。

 前日に患部の張りを訴え、この日のキャッチボールでも症状は改善しなかったため、自ら野村監督に「きょうは厳しいです」と申し出たという。21日に出場選手登録を抹消される。「キャッチボールで思い通りに投げられなかったので、試合での先発は無理かな、と。今までに経験のない場所なんで、不安もありました」と話した。出場選手登録を抹消されるのは、右手中指のマメで離脱した10年8月21日以来、3年ぶり。今後は炎症が治まり次第、リハビリを始める方針でチームには同行する。

 今季は2月のWBC日本代表合宿中に右肩痛を発症。今月7日には右前腕内側の張りを訴えるなど異変が続いている。「WBCは関係ないと思う」と本人は話したが、山内投手コーチは「キャンプでは早く仕上げ、球数を投げていない」とWBCに向け、早めの調整を強いられた影響を否定しなかった。

 ▽予告先発投手変更 発表後は原則変更できないが、やむを得ない事情で変更する場合はできる限り早く相手球団とリーグ運営部へ連絡。さらに当日球場で審判員立ち会いの上、監督が相手監督へ直接申し出る。試合当日に変更された投手は、当日のベンチ入り人数に含めるが出場できず、出場選手登録抹消もできない。公式打順表(予定)交換後に変更された投手は、その日を含め3日間出場できない。

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2013年4月21日のニュース