“トリック”見破ったロッテの「危機管理術」

[ 2013年4月21日 09:05 ]

<ロ・楽>6回無死一、三塁、岩崎の時、一塁走者・嶋(中央)は二塁盗塁を狙うも遊撃手・根元(右)からタッチアウトにされる

プロ野球 パ・リーグ ロッテ6-3楽天

(4月20日 QVC)
 ワンプレーのために、いかに時間を割くか。いかに意識付けが大切か。「(楽天側は)トリックプレー、偽装(スクイズ)だったと思う。準備、練習していた成果が出た」と伊東監督。自身はかつて西武黄金期を正捕手として支えた。そんな指揮官ならではの「危機管理術」だった。

 6回無死一、三塁。初球、打席の岩崎はバントの構えからあえて空振りした。捕手の金沢は、スタートを切った一塁走者・嶋を見て二塁に送球。実はベンチから「一塁走者が走ったら投げろ」とのサインが出ていた。「空振りの仕方とか、偽装スクイズがありうる場面でした」。三塁走者の牧田は走らず。金沢は一塁走者を悠々と刺した。

 ロッテ捕手陣は16日の札幌遠征から、独特の練習を始めた。フリー打撃の際、レガースなどフル装備でケージ内に入る。打撃練習中の打者が見送った場合、捕球して二塁に送球。打った場合でも、その場でスローイングのフォームを繰り返す。「打者との距離感とか、より試合に近い形で練習できる」と中村バッテリーコーチ。打者もわざと空振りをするなど、捕手陣に協力している。本来なら球場関係者らが行う役割。伊東監督が「バッティングキャッチャー」と称した危機管理が、ここ一番で生きた。 

 ▼ロッテ・伊東監督(今季初の3連勝で貯金1)今年は粘りある野球をやろうと言っている。まだ先は長いけど、チームは確かに力を付けてきていると思う。

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