奪三振王ダル7回10Kで両リーグトップの38個

[ 2013年4月21日 06:00 ]

<レンジャース・マリナーズ>3回、自身の好フィールディングなどで好投を続けるダルビッシュは、ベンチに戻ってナインとドヤ顔でグータッチ

ア・リーグ レンジャーズ7―0マリナーズ

(4月19日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が19日(日本時間20日)のマリナーズ戦に先発し、7回3安打無失点で今季3勝目。今季通算38奪三振とし、両リーグ通じてトップに立った。マリナーズとは12日にも対戦。勝利こそ逃したものの、2回以降の5イニングを無安打無失点に抑えた残像を利用し、相手打線をほんろうした。また、メジャー10度目の2桁三振試合を記録するとともに、日米通算1500奪三振も達成した。

 この日奪った最後の三振に、ダルビッシュの手応えが表れた。7回1死一塁、ショパックから外角94マイル(151キロ)で見逃し三振を奪うと、自然に右手の拳を握っていた。初回、先頭のチャベスから日米通算1500個目を奪った三振は、1509個まで積み上がった。

 「良かった点は2回以降、ストライクをどんどん取れたこと。それを真っすぐ系統で取れた」

 前回登板後に「最後まで良くなかった」と話していた投球の軸。中6日のこの日は、7回の101球目にメジャー公式戦での自己最速タイとなる98マイル(約158キロ)を計時するなど、球威を取り戻した。ロン・ワシントン監督も「きょうは良くなっていた」と目尻を下げた。

 ちょうど1週間前。敵地シアトルで残したイメージ効果もてきめんだった。初回に3失点して敗れたが、2回以降はスライダーを中心に無安打に抑えた。この日も2回までは42球中16球、約38%をスライダーに頼り、全てのアウトを三振で奪った。そして3回以降、三振を嫌う相手が「積極的に打ってきた」と見るや、配球を変更。早打ちを逆手に取り、制球の落ち着いた他の球種でタイミングをずらした。スライダーの割合は69球中18球、約26%に減らした。

 日本よりも球団数が多いメジャーでは、2試合連続で同じ相手に先発することすら珍しい。実際にダルビッシュ自身も、昨年9月に中9日でエンゼルス戦で投げて以来、2度目の経験だったが、前回の残像を利用し、連続無失点は12イニングに伸びた。受けたピアジンスキーも「配球を変えた。彼とはよく話し合っている」。今季新加入した正捕手と2人で、試合を完全に支配した。

 開幕投手を務めたハリソンは椎間板ヘルニア手術のため、復帰が7月の球宴以降になる。ダルビッシュは「僕が全部の試合を投げるわけじゃないので、先発陣みんなで穴を埋めたい」と言った。それでも1人でその穴を埋めてしまう可能性さえ感じさせる111球だった。

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